LGエレクトロニクス・ジャパンは、有機ELパネルを採用したゲーミングモニター “LG UltraGear OLED”2モデルの日本展開を発表。44.5インチの「45GR95QE-B」を3月17日、26.5インチの「27GR95QE-B」を4月7日に発売する。価格はどちらもオープンだが、45GRは税込28万円前後、27GRは税込15万円前後の実売が予想される。

同社ゲーミングモニター初となる有機EL採用モデルで、これまでテレビで培った技術力を活かして開発。これにより、0.03msの遅延、240Hzのリフレッシュレートを実現している。製品自体は今年のCESで発表され、その後に日本でも「45GR95QE-B」は3月中旬、「27GR95QE-B」は4月上旬より発売と案内されていたモデルの具体的な発売日が決定したかたちだ。

ディスプレイについては、45GRがUWQHD（3,440×1,440）のウルトラワイドかつ800Rの湾曲型を採用するのに対して、27GRはWQHD（2,560×1,440）解像度の平面型を採用する。なお、両モデルともアンチグレアで低反射のパネルとなる。

上記画面サイズ以外については2モデルでほぼ共通。コントラスト比は有機ELということもあり1,500,000:1で、ピーク輝度は800cd/m²。色域についてはDCI-P3を98.5%カバーしており、ハードウェアキャリブレーションにも対応する。ほか、HDR10をサポートする。

ゲーミング機能として、遅延を抑えるDASモード、暗い部分を見やすくするブラックスタビライザー、画面端にフレームレートを表示できるFPSカウンターに対応。ちらつきやカクつきを抑える技術である、AMD FreeSync PremiumテクノロジーとNVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応する。

入出力端子は両モデルとも、HDMI×2、DisplayPort×1、USBアップストリーム×1、USBダウンストリーム×2、ヘッドホン出力×1、光デジタル出力×1。このうちヘッドホン出力は4極でマイク入力にも使えるほか、音声はDTS Headphone:Xの立体音響が利用できる。付属のリモコンから電源のオン・オフ、ゲームモードの切り替えなども可能。

ほか45GRのみ、最大2つのPBPとPIPに対応し、1画面で2つの入力コンテンツを表示できる。スタンドを含めた外形寸法は45GRが993W×538 - 648H×363Dmmで、質量は10.9kg。また27GRは604W×464 - 574H×258Dmm、質量は7.35kg。