ニュース
HOME > ニュース > モバイル/PCニュース
公開日 2023/09/01 16:12
内蔵スピーカーもアンプを強化
ソニー、新5Gスマホ「Xperia 5 V」。上位モデルと同じ新世代イメージセンサー採用
編集部:成藤 正宣
ソニーは、5Gスマートフォンのミドルクラスモデル「Xperia 5 V」を海外発表した。日本国内含む世界各国で発売を予定しており、国内における発売日時および価格は後日発表となる。
前モデル「Xperia 5 IV」(以下、マーク4)から引き続き、幅広いユーザー層のニーズに応えるミドルクラスモデルと位置づけられるAndroidスマートフォン。なかでも本モデルは、初めて自分でスマートフォンの購入を検討している20代のユーザーを強く意識しているとのこと。
SoCをマーク4から更新し、クアルコム「Snapdragon 8 Gen 2」を採用。RAMは8GB、ROMは128GBまたは256GBを搭載し、マイクロSDカードスロット1基を内蔵する。5G通信はSub6のみ対応する。カラーバリエーションはブラック/プラチナシルバー/ブルーの3色。
ディスプレイはマーク4と同様に、アスペクト比21:9、最大リフレッシュレート120Hzの6.1型 FHD+ OLEDを採用。HDR映像の階調やコントラストを、視聴環境に応じて動的に調整する「リアルタイムHDRドライブ」も引き続き搭載しており、フォーマットはHDR10に加えてHLGもサポートした。ガラスには、コーニング「Gorilla Glass Victus 2」を採用する。
リアカメラは、有効画素数約1,200万画素の16mm超広角レンズ、約4,800万画素の24mm広角レンズの2眼構成。24mm広角レンズは、センサー中央部の1,200万画素のみを使う48mmズーム撮影(光学2倍相当)にも対応しており、2つのレンズで3つの画角を使い分けられることになる。
3眼構成だったマーク4からレンズを1基減らした一方で、広角レンズ側のイメージセンサーには、上位モデル「Xperia 1 V」に搭載したものと同等の新世代センサー「Exmor T mobile」を採用している。フォトダイオードとトランジスタを2層に分離した構造と、マーク4のセンサー「Exmor RS for mobile」の約1.7倍にあたる面積により、光の取り込み量を増大。暗所でもより明るく、ノイズの少ない撮影が可能で、過度に色味を強調しない“ありのまま”の映像を記録できるとしている。
これに加え、「ぼけ」の表現も強化。AIを活用した深度推定技術によって、被写体と背景の境界をより高精度に区別し、被写体からの前後距離に応じた自然なぼけ具合を再現。同社が培ってきたカメラのノウハウも組み合わせることで、より一眼カメラに近い「大きく、なめらかなぼけ感」が得られるようになったという。なお、この強化されたぼけ機能については、上位モデルのXperia 1 Vにも今後アップデートで追加する予定とのこと。
リアルタイム瞳AFやリアルタイムトラッキング、最大4K 120fpsの動画撮影、ライブ配信機能、外部モニター機能などはマーク4から継続して搭載。AF/AE追随連写機能は、最高で秒間30コマに強化されている。また動画撮影時の音声は、ステレオマイクと共にメインカメラ横のモノラルマイクを組み合わせて収録することが可能で、人の声などがクリアに記録できる。
このほか撮影機能として、人肌の質感をきれいに描写する「S-Cinetone for mobile」や、撮影段階で雰囲気を仕上げる色のプリセット「Creative Look」、暗所でも人の顔などを明るく映し出す「ナイト撮影」、製品レビュー動画の撮影に適した「商品レビューモード」などを搭載する。
また、新しい動画編集アプリ「Video Creator」が用意される。手軽な操作でVlog動画を作れることをコンセプトとしており、最大99クリップまでの静止画/動画素材を読み込み、音声のタイミングに合わせて自動的に動画を生成できるという。
オーディオ面においては従来モデルから引き続き、音質重視の最短信号経路設計を施した3.5mmオーディオジャックと、音の広がり感を強化した内蔵スピーカー「フルステージステレオスピーカー」を搭載。ハイレゾ音源や空間オーディオ360 Reality Audio、360 Reality Audio Upmix、AIを活用したアップスケーリング技術「DSEE Ultimate」、LDACでのBluetoothオーディオ伝送などさまざまな音声フォーマット/機能を楽しめる。
特にフルステージステレオスピーカーにおいては、マーク4からアンプの強化を実施。駆動電力を強化することで音圧の高い音もつぶれずダイナミックに再現が可能となり、またアンプ自体から発生するノイズを抑えることでクリアネス/解像感を高めている。それに合わせてチューニングも調整し、低音/中音をさらに豊かに再生可能になったとしている。
内蔵バッテリー容量は5,000mAh。独自の省電力設計と、クアルコムとの協業による電力最適化を施しており、「朝から晩まで使ってもバッテリーが約50%残る」(同社テストでの測定値)ことをアピールしている。30W充電器を使用することで、30分間でバッテリーを約50%チャージ可能。Qiワイヤレス充電にも対応する。
また、バッテリー負荷を減らして劣化しにくくするための「いたわり充電機能」やXperia独自の充電最適化技術を搭載。本体内部では、発熱を効率よく分散させる熱拡散シートの体積をマーク4よりも約40%増やし、熱がこもりにくい設計とした。
便利機能として、21:9の画面に複数のアプリを同時表示できる「21:9マルチウインドウ」「21:9ポップアップウインドウ」を搭載。2つの機能を組み合わせれば、最大3つのアプリの画面を同時表示できる。また、ゲームに関連する情報や設定を集約したアプリ「ゲームエンハンサー」は、UIをリニューアルして搭載している。
外形寸法は約68W×154H×8.6Dmm、質量は182g。部品点数の増加などにより、マーク4に比べて10gほど重くなった。指紋認証やIP65/68等級の防水防塵に対応。環境への配慮も継続しており、筐体素材の一部には、同社が独自に開発した難燃性再生プラスチック「SORPLAS(ソープラス)」を使用。パッケージも、竹やサトウキビ繊維、再生紙などを用いたオリジナルブレンドマテリアルを採用する。
前モデル「Xperia 5 IV」(以下、マーク4)から引き続き、幅広いユーザー層のニーズに応えるミドルクラスモデルと位置づけられるAndroidスマートフォン。なかでも本モデルは、初めて自分でスマートフォンの購入を検討している20代のユーザーを強く意識しているとのこと。
SoCをマーク4から更新し、クアルコム「Snapdragon 8 Gen 2」を採用。RAMは8GB、ROMは128GBまたは256GBを搭載し、マイクロSDカードスロット1基を内蔵する。5G通信はSub6のみ対応する。カラーバリエーションはブラック/プラチナシルバー/ブルーの3色。
ディスプレイはマーク4と同様に、アスペクト比21:9、最大リフレッシュレート120Hzの6.1型 FHD+ OLEDを採用。HDR映像の階調やコントラストを、視聴環境に応じて動的に調整する「リアルタイムHDRドライブ」も引き続き搭載しており、フォーマットはHDR10に加えてHLGもサポートした。ガラスには、コーニング「Gorilla Glass Victus 2」を採用する。
リアカメラは、有効画素数約1,200万画素の16mm超広角レンズ、約4,800万画素の24mm広角レンズの2眼構成。24mm広角レンズは、センサー中央部の1,200万画素のみを使う48mmズーム撮影(光学2倍相当)にも対応しており、2つのレンズで3つの画角を使い分けられることになる。
3眼構成だったマーク4からレンズを1基減らした一方で、広角レンズ側のイメージセンサーには、上位モデル「Xperia 1 V」に搭載したものと同等の新世代センサー「Exmor T mobile」を採用している。フォトダイオードとトランジスタを2層に分離した構造と、マーク4のセンサー「Exmor RS for mobile」の約1.7倍にあたる面積により、光の取り込み量を増大。暗所でもより明るく、ノイズの少ない撮影が可能で、過度に色味を強調しない“ありのまま”の映像を記録できるとしている。
これに加え、「ぼけ」の表現も強化。AIを活用した深度推定技術によって、被写体と背景の境界をより高精度に区別し、被写体からの前後距離に応じた自然なぼけ具合を再現。同社が培ってきたカメラのノウハウも組み合わせることで、より一眼カメラに近い「大きく、なめらかなぼけ感」が得られるようになったという。なお、この強化されたぼけ機能については、上位モデルのXperia 1 Vにも今後アップデートで追加する予定とのこと。
リアルタイム瞳AFやリアルタイムトラッキング、最大4K 120fpsの動画撮影、ライブ配信機能、外部モニター機能などはマーク4から継続して搭載。AF/AE追随連写機能は、最高で秒間30コマに強化されている。また動画撮影時の音声は、ステレオマイクと共にメインカメラ横のモノラルマイクを組み合わせて収録することが可能で、人の声などがクリアに記録できる。
このほか撮影機能として、人肌の質感をきれいに描写する「S-Cinetone for mobile」や、撮影段階で雰囲気を仕上げる色のプリセット「Creative Look」、暗所でも人の顔などを明るく映し出す「ナイト撮影」、製品レビュー動画の撮影に適した「商品レビューモード」などを搭載する。
また、新しい動画編集アプリ「Video Creator」が用意される。手軽な操作でVlog動画を作れることをコンセプトとしており、最大99クリップまでの静止画/動画素材を読み込み、音声のタイミングに合わせて自動的に動画を生成できるという。
オーディオ面においては従来モデルから引き続き、音質重視の最短信号経路設計を施した3.5mmオーディオジャックと、音の広がり感を強化した内蔵スピーカー「フルステージステレオスピーカー」を搭載。ハイレゾ音源や空間オーディオ360 Reality Audio、360 Reality Audio Upmix、AIを活用したアップスケーリング技術「DSEE Ultimate」、LDACでのBluetoothオーディオ伝送などさまざまな音声フォーマット/機能を楽しめる。
特にフルステージステレオスピーカーにおいては、マーク4からアンプの強化を実施。駆動電力を強化することで音圧の高い音もつぶれずダイナミックに再現が可能となり、またアンプ自体から発生するノイズを抑えることでクリアネス/解像感を高めている。それに合わせてチューニングも調整し、低音/中音をさらに豊かに再生可能になったとしている。
内蔵バッテリー容量は5,000mAh。独自の省電力設計と、クアルコムとの協業による電力最適化を施しており、「朝から晩まで使ってもバッテリーが約50%残る」(同社テストでの測定値)ことをアピールしている。30W充電器を使用することで、30分間でバッテリーを約50%チャージ可能。Qiワイヤレス充電にも対応する。
また、バッテリー負荷を減らして劣化しにくくするための「いたわり充電機能」やXperia独自の充電最適化技術を搭載。本体内部では、発熱を効率よく分散させる熱拡散シートの体積をマーク4よりも約40%増やし、熱がこもりにくい設計とした。
便利機能として、21:9の画面に複数のアプリを同時表示できる「21:9マルチウインドウ」「21:9ポップアップウインドウ」を搭載。2つの機能を組み合わせれば、最大3つのアプリの画面を同時表示できる。また、ゲームに関連する情報や設定を集約したアプリ「ゲームエンハンサー」は、UIをリニューアルして搭載している。
外形寸法は約68W×154H×8.6Dmm、質量は182g。部品点数の増加などにより、マーク4に比べて10gほど重くなった。指紋認証やIP65/68等級の防水防塵に対応。環境への配慮も継続しており、筐体素材の一部には、同社が独自に開発した難燃性再生プラスチック「SORPLAS(ソープラス)」を使用。パッケージも、竹やサトウキビ繊維、再生紙などを用いたオリジナルブレンドマテリアルを採用する。