ニュース
HOME > ニュース > モバイル/PCニュース
公開日 2023/10/11 10:09
スリム化ヘッドセット「INZONE H5」も発売
ソニーINZONE、初のゲーミング完全ワイヤレス「INZONE Buds」。eスポーツチームFnatic監修
編集部:成藤 正宣
ソニーは、同社ゲーミングブランド“INZONE”から、ブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」、および有線/無線接続両対応のヘッドセット「INZONE H5」を、2023年10月27日に発売する。市場での予想実売価格はそれぞれ以下の通り。
・「INZONE Buds(WF-G700N)」:税込30,000円前後
・「INZONE H5(WH-G500)」:税込25,000円前後
「INZONE Buds」は、ブランド初となる完全ワイヤレスイヤホンタイプの製品。イヤホンならではの軽さや装着感はそのままに「INZONEヘッドセットと同等の音質」を目指し、特に「音の定位」「微細音」を精細に再現することにこだわったという。
また、音質、装着性、機能性などあらゆる面において、INZONEとパートナーシップを結んだプロeスポーツチーム「Fnatic」が監修。主にFPSゲーム『Apex Legends』『Valorant』部門の選手と意見交換し、さまざまなフィードバックを受けたとのこと。
ドライバーユニットには、同社の最上位完全ワイヤレス「WF-1000XM5」と同じ8.4mmダイナミック型「ダイナミックドライバーX」を搭載する。振動板は、中央のドーム部に軽量高剛性の素材を、周辺のエッジ部に柔らかい素材を組み合わせており、これによって迫力のある爆発音から微細な足音まで再現できるとしている。
“1000Xシリーズ”の技術を用いたノイズキャンセリング(ANC)/外音取り込み機能も搭載。外部の騒音を遮断することで集中力を高めたり、微細音を聴き取りやすくすることができる。
ハウジングの形状も、同社の完全ワイヤレスイヤホンで実績のある「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」を採用。耳との接触面積を増やし、装着安定性を高めている。
本モデルならではの工夫として、ハウジングが大きく分けて3つのパーツから成る3ピース構造を採用した上で、内部パーツの多くをあえて耳の外側にレイアウト。こうすることで、耳甲介(耳の後頭部側のくぼみ)や珠間切痕(耳前方の切り欠きのような部位)が受ける圧迫感を減らし、より長時間快適に着け続けられるように配慮しているという。
ハウジング表面の黒いエリアにはセンサーを内蔵し、タッチ操作に対応。ハウジングの白いパーツとの境目にはあえてエッジ感をもたせ、指先で触れた際にセンサー範囲が直感的に理解できるようにしている。
従来のINZONEヘッドセットと同様、専用アプリを併用した立体音響技術にも対応。スマートフォンからユーザーの耳の形を撮影することで聴覚特性に合わせた最適化を行い、ひとりひとりの耳の聴こえ方に適した立体音響効果を実現する。
INZONE Budsは、新開発の低消費電力プロセッサー「L1」を搭載する。USB Type-C接続の専用ドングル(トランスミッター)を使用する低遅延2.4GHz通信と、これから普及が本格化する次世代Bluetoothオーディオ規格「LE Audio」の2方式に特化した設計を行うことで、既存のプロセッサーよりも大幅な低電圧駆動と高効率な電源供給を実現したチップだ。
さらにバッテリーには、1000XM5と同じ新型大容量電池を搭載。その結果、イヤホン単体で10時間以上の連続再生時間を達成。2.4GHz/ANCオンで約11時間(ANCオフ:約12時間)、LE Audio/ANCオンで約18時間(ANCオフ:約24時間)という長時間再生を可能にしている。専用ケースに収納することで、およそ1回分の満充電が可能だ。
上述した省電力特化設計のため、「Bluetooth Classic」、つまりSBCやaptX、LDACコーデックなどを用いたBluetooth接続には非対応となっている。LE Audio非対応のデバイスに本モデルを接続したい場合は、USBドングルを使用することになるだろう。
なおソニー製スマートフォンにおいては、「Xperia 1 V」「Xperia 1 IV」「Xperia 5 V」「Xperia 5 IV」が現時点でLE Audio対応を明らかにしている。同社ではLE Audio対応機器の検証を進め、後日アナウンスする予定とのことなので、スマートフォンでの使用を重視するユーザーは要注目だ。
「INZONE H5」は、USB A接続の専用ドングルを使用する2.4GHzワイヤレス接続と、3.5mmアナログケーブルを使用する有線接続の2方式に対応するヘッドセット。既存モデル「INZONE H7」の後継機種に位置づけられ、特に装着感とマイクの通話品質を大幅強化したという。本モデルも、プロeスポーツチーム「Fnatic」が監修している。
装着感の面では、既存モデル「INZONE H7」と比較して、ヘッドバンド/ハウジングを大きくスリム化。重さにして約65gの軽量化を実現しながら、側圧や耳周りの空間の広さを再調整し、軽くなっても頭から落ちにくく配慮した。
またヘッドバンドについては、クッションの厚みや硬さも再検討。スライダーは無段階の長さ調節が可能となった。イヤーパッドには、ユーザーから好評だったというファブリック素材を引き続き採用する。
通話用マイクには、ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」でも採用している高精度ボイスピックアップテクノロジーを導入。AIの機械学習に基づくノイズ除去を行い、さまざまな環境でクリアな通話が行えるとしている。
ドライバーユニットは、従来モデルから引き続き40mmドーム型ドライバーを採用。ハウジングに設けたダクトによって低域を最適化し、爆発音なども迫力充分に再生できると謳っている。連続再生時間は最長約28時間。質量は約280g。
・「INZONE Buds(WF-G700N)」:税込30,000円前後
・「INZONE H5(WH-G500)」:税込25,000円前後
■“1000Xシリーズ”の技術を多数活かしたゲーミング完全ワイヤレス「INZONE Buds」
「INZONE Buds」は、ブランド初となる完全ワイヤレスイヤホンタイプの製品。イヤホンならではの軽さや装着感はそのままに「INZONEヘッドセットと同等の音質」を目指し、特に「音の定位」「微細音」を精細に再現することにこだわったという。
また、音質、装着性、機能性などあらゆる面において、INZONEとパートナーシップを結んだプロeスポーツチーム「Fnatic」が監修。主にFPSゲーム『Apex Legends』『Valorant』部門の選手と意見交換し、さまざまなフィードバックを受けたとのこと。
ドライバーユニットには、同社の最上位完全ワイヤレス「WF-1000XM5」と同じ8.4mmダイナミック型「ダイナミックドライバーX」を搭載する。振動板は、中央のドーム部に軽量高剛性の素材を、周辺のエッジ部に柔らかい素材を組み合わせており、これによって迫力のある爆発音から微細な足音まで再現できるとしている。
“1000Xシリーズ”の技術を用いたノイズキャンセリング(ANC)/外音取り込み機能も搭載。外部の騒音を遮断することで集中力を高めたり、微細音を聴き取りやすくすることができる。
ハウジングの形状も、同社の完全ワイヤレスイヤホンで実績のある「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」を採用。耳との接触面積を増やし、装着安定性を高めている。
本モデルならではの工夫として、ハウジングが大きく分けて3つのパーツから成る3ピース構造を採用した上で、内部パーツの多くをあえて耳の外側にレイアウト。こうすることで、耳甲介(耳の後頭部側のくぼみ)や珠間切痕(耳前方の切り欠きのような部位)が受ける圧迫感を減らし、より長時間快適に着け続けられるように配慮しているという。
ハウジング表面の黒いエリアにはセンサーを内蔵し、タッチ操作に対応。ハウジングの白いパーツとの境目にはあえてエッジ感をもたせ、指先で触れた際にセンサー範囲が直感的に理解できるようにしている。
従来のINZONEヘッドセットと同様、専用アプリを併用した立体音響技術にも対応。スマートフォンからユーザーの耳の形を撮影することで聴覚特性に合わせた最適化を行い、ひとりひとりの耳の聴こえ方に適した立体音響効果を実現する。
■省電力プロセッサーでバッテリー持ちは10時間以上。Bluetoothは“LE Audioのみ”
INZONE Budsは、新開発の低消費電力プロセッサー「L1」を搭載する。USB Type-C接続の専用ドングル(トランスミッター)を使用する低遅延2.4GHz通信と、これから普及が本格化する次世代Bluetoothオーディオ規格「LE Audio」の2方式に特化した設計を行うことで、既存のプロセッサーよりも大幅な低電圧駆動と高効率な電源供給を実現したチップだ。
さらにバッテリーには、1000XM5と同じ新型大容量電池を搭載。その結果、イヤホン単体で10時間以上の連続再生時間を達成。2.4GHz/ANCオンで約11時間(ANCオフ:約12時間)、LE Audio/ANCオンで約18時間(ANCオフ:約24時間)という長時間再生を可能にしている。専用ケースに収納することで、およそ1回分の満充電が可能だ。
上述した省電力特化設計のため、「Bluetooth Classic」、つまりSBCやaptX、LDACコーデックなどを用いたBluetooth接続には非対応となっている。LE Audio非対応のデバイスに本モデルを接続したい場合は、USBドングルを使用することになるだろう。
なおソニー製スマートフォンにおいては、「Xperia 1 V」「Xperia 1 IV」「Xperia 5 V」「Xperia 5 IV」が現時点でLE Audio対応を明らかにしている。同社ではLE Audio対応機器の検証を進め、後日アナウンスする予定とのことなので、スマートフォンでの使用を重視するユーザーは要注目だ。
■装着性/通話性をさらに強化したヘッドセット「H5」
「INZONE H5」は、USB A接続の専用ドングルを使用する2.4GHzワイヤレス接続と、3.5mmアナログケーブルを使用する有線接続の2方式に対応するヘッドセット。既存モデル「INZONE H7」の後継機種に位置づけられ、特に装着感とマイクの通話品質を大幅強化したという。本モデルも、プロeスポーツチーム「Fnatic」が監修している。
装着感の面では、既存モデル「INZONE H7」と比較して、ヘッドバンド/ハウジングを大きくスリム化。重さにして約65gの軽量化を実現しながら、側圧や耳周りの空間の広さを再調整し、軽くなっても頭から落ちにくく配慮した。
またヘッドバンドについては、クッションの厚みや硬さも再検討。スライダーは無段階の長さ調節が可能となった。イヤーパッドには、ユーザーから好評だったというファブリック素材を引き続き採用する。
通話用マイクには、ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」でも採用している高精度ボイスピックアップテクノロジーを導入。AIの機械学習に基づくノイズ除去を行い、さまざまな環境でクリアな通話が行えるとしている。
ドライバーユニットは、従来モデルから引き続き40mmドーム型ドライバーを採用。ハウジングに設けたダクトによって低域を最適化し、爆発音なども迫力充分に再生できると謳っている。連続再生時間は最長約28時間。質量は約280g。