公開日 2016/11/17 09:30
レコーダー市場で圧倒的な支持を集めるディーガに、また魅力的なモデルが加わった。UltraHDブルーレイの再生に対応し、CDリッピングやハイレゾリマスターなどの音楽機能を大幅に強化した新モデル「DMR-UBZ2020」の魅力をレポートする。
■UHD BDの再生に加えサウンド機能を大幅に強化!
録画や再生といった基本機能の使いやすさ、操作レスポンスの良さ、画質や音質の高さなど、全方位で評価され圧倒的な存在感を放つディーガ。この秋に登場する最新モデル「DMR-UBZ2020」は、プレミアムモデル「DMR-UBZ1」に続き、レギュラーモデルとしては初めてUltraHDブルーレイディスク(以下UHD BD)の再生に対応したのがトピックだが、もう一点特筆したいのがサウンド機能の大幅な強化だ。
ハイレゾネットワークオーディオ時代に相応しいNASとしての機能性に加え、新たにCDリッピングとハイレゾリマスター機能を追加、高品位録再生機兼ホームサーバーへと進化した。今回は注目すべきサウンド機能を中心に、実際の操作感も交えてレポートする。
■録画機が音楽サーバーになる新機能「CDリッピング」
ハイレゾ人気の高まりは、ファイル再生およびネットワークオーディオに市民権を与えたと言って良いだろう。飜って実情に照らすと、オーディオファンが蓄積してきたCDライブラリは莫大なはずで、音源の大半はCDリッピングという状態に違いない。これまでユーザーはPCを用いてリッピング作業を行い、コツコツとNASにファイル転送をしてきたわけだ。
そうした面倒を解決してくれるのが、新たに採用された本機のCDリッピング機能である。本体トレイにCDをセットすると、自動でFLACファイルに変換し、内蔵HDDに蓄積してくれる。
実際に試用してみたが、CDをセットすると自動で「再生」または「HDDに取り込み」を聞いてくるので迷うことは無い。アルバム名・曲名・アーティスト名といった情報はGracenoteから取得する仕組みなので、後々の検索やソートなども、PCでのリッピングと遜色のない管理ができる。
特筆すべきは、内蔵HDDに予めGracenoteのデータベースを10万曲分も備えている点で、ディーガをネットに接続していない状態でも、著名タイトルを中心に、ある程度の情報付加が可能と親切だ。
リッピングした際は、エンコードはもとより、デコード時の処理も軽く音質的に有利と考えられるLEVEL0を適用。圧縮率と引き替えに高速でエンコードが可能なため、リッピング速度の面でも有利となる。収録時間が50分のアルバムで試した所、約13分で作業が完了した。概ね3〜4倍速といったところだ。
■放送もCDもハイレゾ化! ハイレゾリマスター機能
音周りでもう一つ注目すべきは、放送・録画およびCD音源もハイレゾ相当にアップスケーリングする「ハイレゾリマスター」機能の搭載である。HDMI端子から最大192kHz/24bitのデジタル音声データとして出力が可能で、ハイレゾ対応の高品位なオーディオシステムを搭載するビエラ「DX850シリーズ」と相性が良い。
実際に組み合わせて試聴してみると、アップサンプリング効果も充分に体感できた。アップサンプリング効果は弱/中/強の3段階から選択でき、CD音源では「弱」に設定すると音色は同じ印象のまま密度感が増してリッチに、「中」では高域の煌めきや華やかさが増し、余韻の伸びで柔らかさと音場の広がりが増す。「強」は声帯のテクスチャー感などディテールが鮮明になるなど、好みによって使い分けると良いだろう。
放送コンテンツに対する効果も同じ印象で、端的には、「弱」で広がり感、「中」でセリフやボーカルの実体感、「強」で粒立ちや解像感が増す。一般的なユーザーの場合、「弱」か「中」を常時ONにしておくと、手間なく、ハイレゾ音楽を聴き慣れた耳にも心地よい、高密度サウンドの醍醐味を味わうことができる。
また、同時期に発売されるハイレゾ対応の「ディーガスピーカー」をHDMI接続すると、自動でリマスター機能がONになるなど、使い勝手の面でも考慮されている。操作にはアプリ「メディアアクセス」が利用でき、テレビ画面をオフにした状態でもスマホで選曲や再生操作ができる。
もちろん、DLNA対応のNASおよびネットワークプレーヤーとして利用できるので、使い慣れたDLNA対応のアプリ(DMC)での曲選択や操作も可能なのは言うまでもない。エコ性能にも注目すべきで、NASをディーガに統合すれば、システム全体としての待機電力削減にも繋げられるはずだ。
■もはや出来ないことは無いオールラウンダーモデル!
本機のUHD BD再生機能は、UBZ1に肉迫する内容の濃さが魅力だ。基本はUBZ1と同じアルゴリズムを用い、再生専用機DMP-UB90と同じ「4Kリアルクロマプロセッサ」により、4Kの4:2:0信号を高精度に4:4:4変換。色の解像度が高く、4K/HDR素材が持つ自然な質感と奥行き表現を可能にしている。
現在、UHD BDソフトのプレゼントキャンペーンを展開しており、UHD BDの導入を考えているユーザーには格好の機会となろう。
レコーダーでありながら、UHD BD再生専用機に迫る高画質再生機能を有し、CDリッピングも可能なミュージックサーバーを叶えた新モデルUBZ2020。もはや出来ないことは無いとさえ形容できる、ホームAVにおけるオールラウンダーモデルである。
(提供:パナソニック株式会社)
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鴻池賢三レコーダー市場で圧倒的な支持を集めるディーガに、また魅力的なモデルが加わった。UltraHDブルーレイの再生に対応し、CDリッピングやハイレゾリマスターなどの音楽機能を大幅に強化した新モデル「DMR-UBZ2020」の魅力をレポートする。
■UHD BDの再生に加えサウンド機能を大幅に強化!
録画や再生といった基本機能の使いやすさ、操作レスポンスの良さ、画質や音質の高さなど、全方位で評価され圧倒的な存在感を放つディーガ。この秋に登場する最新モデル「DMR-UBZ2020」は、プレミアムモデル「DMR-UBZ1」に続き、レギュラーモデルとしては初めてUltraHDブルーレイディスク(以下UHD BD)の再生に対応したのがトピックだが、もう一点特筆したいのがサウンド機能の大幅な強化だ。
ハイレゾネットワークオーディオ時代に相応しいNASとしての機能性に加え、新たにCDリッピングとハイレゾリマスター機能を追加、高品位録再生機兼ホームサーバーへと進化した。今回は注目すべきサウンド機能を中心に、実際の操作感も交えてレポートする。
■録画機が音楽サーバーになる新機能「CDリッピング」
ハイレゾ人気の高まりは、ファイル再生およびネットワークオーディオに市民権を与えたと言って良いだろう。飜って実情に照らすと、オーディオファンが蓄積してきたCDライブラリは莫大なはずで、音源の大半はCDリッピングという状態に違いない。これまでユーザーはPCを用いてリッピング作業を行い、コツコツとNASにファイル転送をしてきたわけだ。
そうした面倒を解決してくれるのが、新たに採用された本機のCDリッピング機能である。本体トレイにCDをセットすると、自動でFLACファイルに変換し、内蔵HDDに蓄積してくれる。
実際に試用してみたが、CDをセットすると自動で「再生」または「HDDに取り込み」を聞いてくるので迷うことは無い。アルバム名・曲名・アーティスト名といった情報はGracenoteから取得する仕組みなので、後々の検索やソートなども、PCでのリッピングと遜色のない管理ができる。
特筆すべきは、内蔵HDDに予めGracenoteのデータベースを10万曲分も備えている点で、ディーガをネットに接続していない状態でも、著名タイトルを中心に、ある程度の情報付加が可能と親切だ。
リッピングした際は、エンコードはもとより、デコード時の処理も軽く音質的に有利と考えられるLEVEL0を適用。圧縮率と引き替えに高速でエンコードが可能なため、リッピング速度の面でも有利となる。収録時間が50分のアルバムで試した所、約13分で作業が完了した。概ね3〜4倍速といったところだ。
■放送もCDもハイレゾ化! ハイレゾリマスター機能
音周りでもう一つ注目すべきは、放送・録画およびCD音源もハイレゾ相当にアップスケーリングする「ハイレゾリマスター」機能の搭載である。HDMI端子から最大192kHz/24bitのデジタル音声データとして出力が可能で、ハイレゾ対応の高品位なオーディオシステムを搭載するビエラ「DX850シリーズ」と相性が良い。
実際に組み合わせて試聴してみると、アップサンプリング効果も充分に体感できた。アップサンプリング効果は弱/中/強の3段階から選択でき、CD音源では「弱」に設定すると音色は同じ印象のまま密度感が増してリッチに、「中」では高域の煌めきや華やかさが増し、余韻の伸びで柔らかさと音場の広がりが増す。「強」は声帯のテクスチャー感などディテールが鮮明になるなど、好みによって使い分けると良いだろう。
放送コンテンツに対する効果も同じ印象で、端的には、「弱」で広がり感、「中」でセリフやボーカルの実体感、「強」で粒立ちや解像感が増す。一般的なユーザーの場合、「弱」か「中」を常時ONにしておくと、手間なく、ハイレゾ音楽を聴き慣れた耳にも心地よい、高密度サウンドの醍醐味を味わうことができる。
また、同時期に発売されるハイレゾ対応の「ディーガスピーカー」をHDMI接続すると、自動でリマスター機能がONになるなど、使い勝手の面でも考慮されている。操作にはアプリ「メディアアクセス」が利用でき、テレビ画面をオフにした状態でもスマホで選曲や再生操作ができる。
もちろん、DLNA対応のNASおよびネットワークプレーヤーとして利用できるので、使い慣れたDLNA対応のアプリ(DMC)での曲選択や操作も可能なのは言うまでもない。エコ性能にも注目すべきで、NASをディーガに統合すれば、システム全体としての待機電力削減にも繋げられるはずだ。
■もはや出来ないことは無いオールラウンダーモデル!
本機のUHD BD再生機能は、UBZ1に肉迫する内容の濃さが魅力だ。基本はUBZ1と同じアルゴリズムを用い、再生専用機DMP-UB90と同じ「4Kリアルクロマプロセッサ」により、4Kの4:2:0信号を高精度に4:4:4変換。色の解像度が高く、4K/HDR素材が持つ自然な質感と奥行き表現を可能にしている。
現在、UHD BDソフトのプレゼントキャンペーンを展開しており、UHD BDの導入を考えているユーザーには格好の機会となろう。
レコーダーでありながら、UHD BD再生専用機に迫る高画質再生機能を有し、CDリッピングも可能なミュージックサーバーを叶えた新モデルUBZ2020。もはや出来ないことは無いとさえ形容できる、ホームAVにおけるオールラウンダーモデルである。
(提供:パナソニック株式会社)