トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2017/11/28 10:00
潜在能力を引き出すプレーヤーを探す!

ベストパートナーはどれ? AKG「N40」「N30」「N25」× 旬の最新ハイレゾDAP相性テスト

山本 敦

前のページ 1 2 3 次のページ

■今時の最新プレーヤーと組み合わせる「Nシリーズ」

AKG「Nシリーズ」は高いデザイン性と音質を組み合わせた、同社のプレミアムシリーズ。イヤホンのトップエンドモデル「N40」が昨年7月、それに次ぐ「N30」「N25」は今年2月に発売されたが、その間にポータブルオーディオプレーヤーの環境も、新モデルの発表で大きく変化した。

そこで今回、「N40」「N30」「N25」の3モデルを集めて、いま注目のポータブルハイレゾプレーヤーと組み合わせた時の音の相性をチェックしてみた。Nシリーズがそれぞれのプレーヤーの個性をどのように引き出すのか楽しみだ。

はじめにNシリーズのイヤホンから簡単にプロフィールを振り返ってみよう。現行Nシリーズのイヤホンの中で最上位モデルとなる「N40」は、高域用のBAドライバーと中低域用の8mm口径ダイナミックドライバーで構成されるハイブリッド方式を採用している。AKGのイヤホンとしては初めてJASのハイレゾロゴを取得して看板に掲げたモデルで、再生周波数帯域は10Hz〜40kHzをカバーする。

N40(公式通販価格¥39,880/税抜)

本機とN30は、MMCXコネクターによるリケーブルに対応している。ノズルの先端に取り付けるメカニカル・チューニング・フィルターを交換して、好きな音にカスタマイズできる機能も備えている。N40は「REFERENCE HIGH BOOST BASS BOOST」の3種類から選択可能だ。

基本的な音のキャラクターは、そのシルバーに輝く気品に満ちた外観にふさわしい繊細さと原音の忠実な再現力を特長としたハイファイ志向だ。電気的なネットワークを使わずに音響チューニングだけで、ふたつのドライバーによるスムーズで切れ味豊かなサウンドを実現した。装着スタイルは耳の上をループさせて装着するスタイルが基本だ。

N40の姉妹機である「N30」は、BAドライバーと8mm口径のダイナミックドライバーという構成自体はN40と共通。ダイナミックドライバーはN30のためにチューニングを変えている。再生周波数帯域は20Hz〜40kHzで、本機もハイレゾロゴを取得。装着スタイルもN40と同じループ掛けだ。

N30(公式通販価格¥29,880/税抜)

N40とはハウジングの仕上げが異なるほか、付属するチューニングフィルターが「REFERENCE BASS BOOST」の2種類になる。基本的な音のキャラクターは、N40に比べるとインパクトやスピード感を重視していて、特にアタックの鋭い中低音域がロックやポップス系のサウンドによくマッチすると筆者は感じている。

「N25」はAKGでは初めてとなる、中高域用に5.8mm、低域用に9.2mmという口径の異なるダイナミックドライバーを搭載したデュアルダイナミック方式のイヤホンだ。カバーする再生周波数帯域は20Hz〜40kHz。リケーブルには非対応だが、ニュートラルなバランスの良さとワイドな音場感がどんなジャンルの音楽にもマッチする。

N25(公式通販価格¥11,880/税抜)

2基のダイナミックドライバーを搭載しているのにイヤホン本体がとてもコンパクト。スマホとの組み合わせでも鳴らしやすいし、便利なAndroid/iOS対応のユニバーサルリモコンも搭載する。リーチしやすい価格設定も魅力的なので、これからハイレゾイヤホンにステップアップを検討している方におすすめしたくなるイヤホンだ。

3つのハイレゾプレーヤーとマッチング開始

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB