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公開日 2019/07/12 11:15
【特別企画】SOLID BASSシリーズ初完全ワイヤレス

イヤホン単体で15時間再生! 重低音も魅力のオーディオテクニカ 完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS5TW」レビュー

折原一也

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オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS5TW」は、イヤホン単体で連続15時間再生という脅威のバッテリー性能と、SOLID BASSシリーズならではの重低音で注目を集めている。装着性や機能性にも注力されたという本機を、オーディオ&ビジュアルライターの折原一也氏がレビューする。

オーディオテクニカ「ATH-CKS5TW」


イヤホン単体で15時間というロングバッテリーを実現

オーディオテクニカの新たな完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS5TW」。重低音を特徴とするイヤホン/ヘッドホンシリーズ “SOLID BASS”のラインナップとして登場した本機は、連続音楽再生15時間と、完全ワイヤレスタイプとして屈指の長時間バッテリー性能を誇る注目モデルだ。

昨年11月に発売された「ATH-CKR7TW」はDAC/ヘッドホンアンプをBluetoothチップと独立して搭載し高音質を追求したモデル。同時に登場した「ATH-SPORT7TW」は、名前通りスポーツ用途に最適化され、装着性や防水性能にこだわったモデルだった。対して、同社の第3弾モデルとなるATH-CKS5TWは、連続再生時間から装着性までデジタルギアとしての機能性や取り回しの良さをさらに追求したモデルといえる。

連続使用時間15時間を実現する一方で、サイズ感は標準的だ

ATH-CKS5TW最大の特徴は、冒頭でも触れた通り、イヤホン単体で連続音楽再生15時間というスペックだ。バッテリーの持ちは完全ワイヤレスの課題の一つであったが、連続音楽再生15時間というのは、一般的なワイヤレスイヤホンをも凌駕するほど。加えて充電ケースも付属するので、充電ケース併用での再生時間としては45時間にもなる。これなら使用スタイルによっては、通勤・通学用途に鞄に入れて1ヶ月近く充電せずに持ち歩く、なんてことも考えられる。

カラーはブラック/ブルー/カーキの3色を用意する


着け心地と安定感を兼ね備えた装着性

またオーディオテクニカは、完全ワイヤレスイヤホンの課題とされてきた装着性のさらなる向上にも取り組んでいる。ATH-CKS5TWはやや大柄なサイズなのだが、実際に装着してみると、快適な装着感と、ぴったりフィットする安定度の高さをそれぞれ備えていることに感心させられる。

イヤホン本体には、専用設計されたシリコン素材の3Dループサポートが設けられている。まず、イヤホン本体を取り囲むシリコンのスカート部分が耳へのクッションとなった上で、3Dループサポート部が外耳の下側にかかる形になり、耳へとしっかりホールドしてくれる。また、3Dループサポートは適度に柔らかく、確実にホールドしつつ圧迫感がないのが良い。それでも人によって耳の形状は様々であるが、さらにこの3Dループサポートを取り外して、シリコンのスカートのみのパーツにも付け替えるという調整も可能だ。

シリコンのループ部の「3Dループサポート」が、快適な装着感と安定したホールドの両立を実現する

そしてATH-CKS5TWのイヤーピースは、完全ワイヤレスイヤホン専用に新規設計されたものだ。薄く柔軟なシリコン素材が用いられ、傘にあたる部分が浅くなっている。この素材とデザインが良好なフィット感を実現し、さらには音抜けも改善した。サイズはSS/S/M/Lの4サイズが付属しているので、耳穴に合わせたサイズを選べる。

イヤーピースは完全ワイヤレス向けに新設計されたもので、傘の部分の厚みが抑えられている

3Dループサポートは取り外し可能。ループなしのリングにも換装できる

実際にATH-CKS5TWを耳穴に挿入して、少しひねる形で装着すると、耳の穴にピッタリと密着した。ただでさえフィット感の高いイヤーピースに加え、3Dループサポートによって立体的にイヤホンが支えられるので、圧迫感がないのにしっかりとホールドされる。頭を強く振ってみても、落ちるどころかズレることもない。IPX2の防滴仕様なので、スポーツ専用の仕様ではないが、多少の汗をかくようなシーンでも問題なく使用できるだろう。

折原氏が耳に装着したところ

初回接続時のペアリングは、ケースから左右のイヤホンを取り出すと右側のイヤホンのLEDが白色に点滅して自動的に行われる。なお、2回目以降はケース出し入れが電源ON/OFFに連動するので、取り出すだけですぐ音楽を聴ける。

SOLID BASSならではの重低音再生。中高域にも注目してほしい

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