公開日 2021/10/01 06:30
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こんな高性能ノイキャンを待っていた! SOUL新モデル「EMOTIONシリーズ」レビュー
野村ケンジ
最先端のスペックと高性能ノイキャン、そしてメリハリの効いた現代的なオリジナルサウンド。細部に煌めきを纏う、個性のあるワントーンカラー。そして何より驚きの価格設定。美しいスタイリングでワイヤレスに新潮流を生み出す、SOUL「EMOTIONシリーズ」を聴き逃すな!
■先進のノイズキャンセリング、ディープな低音と通話性能にもコダワリ
現代的な音楽にマッチするディープな重低音と、ストリート・ファッションと相性がいいデザインで、発売当初から人気を博してきたSOULブランド。現在ではイヤホン、ヘッドホンからスピーカーまで手がける総合オーディオブランドとして、ここ数年で飛躍的な成長を遂げている。
そんなSOULから、新たな製品群 “EMOTIONシリーズ” が登場する。アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みなど、ワンランク上の価格帯のアイテムと同等のスペックをかなえつつ、驚くべき価格設定となっている。
まずは、小さなボディに左右合計6つのマイクを内蔵した完全ワイヤレスイヤホン「EMOTION PRO」から紹介していこう。
フィードフォワード+フィードバックのハイブリッドANCを搭載、具体的な数値でのアピールはされていないが、実際に試してみるとかなりの静粛性を持ち合わせている。特に暗騒音とされる低域の騒音が強く抑えられ、中域も程よく低減されているため、無音状態でもかなり自然に感じられる。パッシブでの遮音性の高さも大いに貢献しているのだろう。さらに外音取り込み機能や通話マイクなどの音も自然で違和感がなく、使い勝手のよさが光る。
ドライバーユニットは、完全ワイヤレスイヤホンとしては大きめの10mm口径。そのほか連続再生はイヤホン本体のみで最大9時間、スポーツ時や突然の雨にも安心なIPX5の防水性能が与えられ、スマホアプリで好みのサウンドに調整できるなど、高い機能性も持ち合わせている。
肝心のサウンドはSOULらしい積極的な音づくりで、低域がとてもディープ。最低域までしっかりと伸びていて充分な迫力を持つが、高域は伸びやかなものの鋭すぎず、中域も押し出しが強すぎないため、普段よりも少し遠い場所で、バランスのよいサウンドフィールドが広がるような独特なイメージ。おかげで、迫力はあるのに聴き心地がよいという、絶妙なサウンドを楽しませてくれる。
EDMやソウルといったビートの効いた音楽はもちろん、J-POPもYOASOBIや米津玄師などは、ほかの一般的なイヤホンとは聴こえ方の異なる、心地よいサウンドを聴かせてくれた。
もうひとつの製品「EMOTION MAX」は、クアルコム「QCC3005」を採用することで、高品位なANCと通話性能を確保している。2種類のイヤーパッドも同梱されるなど、利用シーンにあわせて装着性や聴こえを調整できるのも嬉しい。ディープでパワフルな低音をもつ、フォーカス感のよいダイレクトなサウンドで、音楽ジャンルの得手不得手が少ない。
最先端のスペックと価格を超える高音質を味わわせてくれるEMOTIONシリーズ。その価値をぜひ存分に体験してみてほしい。
<Specification>
EMOTION PRO
●通信方式:Bluetooth Ver.5.1 ●コーデック:SBC、AAC ●型式:ダイナミック型 ●連続再生時間:9時間(ケース込み36時間) ●質量:5.5g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、SOULカラビナ、USB Type-C充電用ケーブル
EMOTION MAX
●通信方式:Bluetooth Ver.5.0 ● コーデック:SBC、AAC、aptX ●ドライバー口径:40mm ●連続再生時間:最大30時間 ● 質量:209g ●付属品:イヤーパッド(レザー、メッシュ)、3.5mmケーブル、キャリングポーチ、USB Type-C充電用ケーブル
本記事はプレミアムヘッドホンガイド Vol.26 2021 AUTUMNからの転載です。本誌の詳細はこちらから
(協力:SOULNATION)
■先進のノイズキャンセリング、ディープな低音と通話性能にもコダワリ
現代的な音楽にマッチするディープな重低音と、ストリート・ファッションと相性がいいデザインで、発売当初から人気を博してきたSOULブランド。現在ではイヤホン、ヘッドホンからスピーカーまで手がける総合オーディオブランドとして、ここ数年で飛躍的な成長を遂げている。
そんなSOULから、新たな製品群 “EMOTIONシリーズ” が登場する。アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みなど、ワンランク上の価格帯のアイテムと同等のスペックをかなえつつ、驚くべき価格設定となっている。
まずは、小さなボディに左右合計6つのマイクを内蔵した完全ワイヤレスイヤホン「EMOTION PRO」から紹介していこう。
フィードフォワード+フィードバックのハイブリッドANCを搭載、具体的な数値でのアピールはされていないが、実際に試してみるとかなりの静粛性を持ち合わせている。特に暗騒音とされる低域の騒音が強く抑えられ、中域も程よく低減されているため、無音状態でもかなり自然に感じられる。パッシブでの遮音性の高さも大いに貢献しているのだろう。さらに外音取り込み機能や通話マイクなどの音も自然で違和感がなく、使い勝手のよさが光る。
ドライバーユニットは、完全ワイヤレスイヤホンとしては大きめの10mm口径。そのほか連続再生はイヤホン本体のみで最大9時間、スポーツ時や突然の雨にも安心なIPX5の防水性能が与えられ、スマホアプリで好みのサウンドに調整できるなど、高い機能性も持ち合わせている。
肝心のサウンドはSOULらしい積極的な音づくりで、低域がとてもディープ。最低域までしっかりと伸びていて充分な迫力を持つが、高域は伸びやかなものの鋭すぎず、中域も押し出しが強すぎないため、普段よりも少し遠い場所で、バランスのよいサウンドフィールドが広がるような独特なイメージ。おかげで、迫力はあるのに聴き心地がよいという、絶妙なサウンドを楽しませてくれる。
EDMやソウルといったビートの効いた音楽はもちろん、J-POPもYOASOBIや米津玄師などは、ほかの一般的なイヤホンとは聴こえ方の異なる、心地よいサウンドを聴かせてくれた。
もうひとつの製品「EMOTION MAX」は、クアルコム「QCC3005」を採用することで、高品位なANCと通話性能を確保している。2種類のイヤーパッドも同梱されるなど、利用シーンにあわせて装着性や聴こえを調整できるのも嬉しい。ディープでパワフルな低音をもつ、フォーカス感のよいダイレクトなサウンドで、音楽ジャンルの得手不得手が少ない。
最先端のスペックと価格を超える高音質を味わわせてくれるEMOTIONシリーズ。その価値をぜひ存分に体験してみてほしい。
<Specification>
EMOTION PRO
●通信方式:Bluetooth Ver.5.1 ●コーデック:SBC、AAC ●型式:ダイナミック型 ●連続再生時間:9時間(ケース込み36時間) ●質量:5.5g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、SOULカラビナ、USB Type-C充電用ケーブル
EMOTION MAX
●通信方式:Bluetooth Ver.5.0 ● コーデック:SBC、AAC、aptX ●ドライバー口径:40mm ●連続再生時間:最大30時間 ● 質量:209g ●付属品:イヤーパッド(レザー、メッシュ)、3.5mmケーブル、キャリングポーチ、USB Type-C充電用ケーブル
本記事はプレミアムヘッドホンガイド Vol.26 2021 AUTUMNからの転載です。本誌の詳細はこちらから
(協力:SOULNATION)
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