公開日 2021/12/09 06:30
【PR】大画面ならではの没入感
本格ホームシアター入門にビューソニック!4K/HDRプロジェクター「X100-4K+」で叶える感動大画面
大橋伸太郎
ビューソニックから、本格的なホームシアターをはじめたいユーザーにうってつけの4K/HDR対応プロジェクター「X100-4K+」が登場した。本格的なサイズとスペックを26万円(想定価格・税込)で実現しつつも、RGBBのLED光源による2,900LEDルーメンの明るさ、20dBの静音動作といったポイントをしっかりと押さえている、いま注目のモデルだ。本稿ではX100-4K+の映像クオリティを中心に、ホームシアターに造詣が深い大橋伸太郎氏がレビューしていく。
ビューソニックは、カリフォルニア州ブレアで1980年代からディスプレイを製造している、長い実績のある会社である。聞き慣れない方もいるかもしれないが、同社は1990年代にCRTモニターで日本市場に参入した過去がある。その後撤退してしまったが、2015年にビューソニックジャパン株式会社を設立し、液晶ディスプレイで再参入を果たした。
ディスプレイで高いシェアと技術力を持つビューソニックだが、一方でプロジェクターのトップブランドでもある。同社はビジネス用途のモバイルプロジェクターから、ホームシアター用の本格モデルまで投入しているが、共通してLED光源を使用してきた。今回レビューする最新のホームシアター用プロジェクター「X100-4K+」も、同様にLED光源を採用するモデルだ。
■高画質を予感させるマットブラックのボディ
本機はDLPプロジェクターとなり、光源にはRGBBのLEDを使用する。LED発光を、赤→緑+強化青→青→赤→緑+強化青→青の順番で、高速で繰り返すことにより、カラーホイールを代替している。搭載するDMDチップは4Kネイティブではないが、XPRテクノロジーによって、830万画素(3840×2160)の4K出力に対応する。また、最大輝度は2,900LEDルーメン、ダイナミックコントラストは400万:1を得ている。
レンズシステムについては、ガラスレンズが10枚、プラスティックレンズが1枚で構成。1.2倍ズームを備え、40型から200型までの投写に対応する。ワイドレンズシフト機能(水平±25%、垂直+60%)と、台形補正機能(±40°・垂直)をもつが、国産製品に見られる斜め投写はない。ほか、レンズには自動シャッターを装備する。
付属のWi-Fiドングルを用いることで、本機にAmazon Prime VideoやABEMAといったアプリをインストールして直接再生できる。専用アプリをインストールすることで、スマホを操作端末に変えることも可能。付属のリモコンはダイヤルによる直感的操作に対応する。
視聴室にやってきたX100-4K+は、マットブラックのスキニーなボディに身を包み、高画質を予感させる。奥行き463mmと小柄ではないが、7.7kgの軽量設計で、天吊設置を想定して文字が逆に印字されている。背面吸気・前面排気を採用し、大きめのファンが背面に2個あることで、ファン作動音が20dBと静かだ。Harman/Kardonスピーカーの搭載についても、ホームシアターへの意欲の現れを感じる。
■豊かな立体感、設定の追い込みで感動画質に
『8K空撮夜景SKY WALK』(4K UHD BD)でお手並拝見しよう。X100-4K+はカラーモードに、映画やゲーム、明るい、テレビ(スポーツに最適化)など全8種類をもつ。まずは、映画モードのデフォルトで視聴を開始した。
しっとりしたコントラストや階調を味わうことができ、精細感が高く、100インチの大画面で奥行き・立体感が豊かだ。本機は光源にRGBBのLEDを使用すると上述したが、これによってカラーブレイクが原理上発生せず、字幕周辺で視線を動かしても、ちらつきがほとんど発生しない。
一方で、広角レンズで撮影された遠景については、細部の描き込みに、にじんだような甘さがある。また、デフォルトでは映像の地肌に、デジタルノイズのざらつき感があることが気になった。黒がいまひとつ沈まず墨色になることもやや不満。だが、プロシューマー/ハイアマチュア用途のディスプレイメーカーの出自を反映して、本機は豊富な調整機能をもつ。
画質調整に踏み込んでみよう。光源出力レベルでは、フル(100%)、エコ(70%)、ダイナミックブラック1(くっきり表示)、ダイナミックブラック2(1よりもコントラスト強調)から選べる設計となっている。
ダイナミックブラック1を選択し、コントラストをデフォルトの20→15、輝度をデフォルト48→42に調整していくとどうだろう。デジタルノイズが落ち着いて、黒がシックに沈み良好なバランスが得られた。
追い込んでいくと落ち着いた良い画が出る。東京タワーのまばゆい俯瞰には感動がある。X100-4K+はユーザーとの対話を待っているのである。
ビューソニックは、カリフォルニア州ブレアで1980年代からディスプレイを製造している、長い実績のある会社である。聞き慣れない方もいるかもしれないが、同社は1990年代にCRTモニターで日本市場に参入した過去がある。その後撤退してしまったが、2015年にビューソニックジャパン株式会社を設立し、液晶ディスプレイで再参入を果たした。
ディスプレイで高いシェアと技術力を持つビューソニックだが、一方でプロジェクターのトップブランドでもある。同社はビジネス用途のモバイルプロジェクターから、ホームシアター用の本格モデルまで投入しているが、共通してLED光源を使用してきた。今回レビューする最新のホームシアター用プロジェクター「X100-4K+」も、同様にLED光源を採用するモデルだ。
■高画質を予感させるマットブラックのボディ
本機はDLPプロジェクターとなり、光源にはRGBBのLEDを使用する。LED発光を、赤→緑+強化青→青→赤→緑+強化青→青の順番で、高速で繰り返すことにより、カラーホイールを代替している。搭載するDMDチップは4Kネイティブではないが、XPRテクノロジーによって、830万画素(3840×2160)の4K出力に対応する。また、最大輝度は2,900LEDルーメン、ダイナミックコントラストは400万:1を得ている。
レンズシステムについては、ガラスレンズが10枚、プラスティックレンズが1枚で構成。1.2倍ズームを備え、40型から200型までの投写に対応する。ワイドレンズシフト機能(水平±25%、垂直+60%)と、台形補正機能(±40°・垂直)をもつが、国産製品に見られる斜め投写はない。ほか、レンズには自動シャッターを装備する。
付属のWi-Fiドングルを用いることで、本機にAmazon Prime VideoやABEMAといったアプリをインストールして直接再生できる。専用アプリをインストールすることで、スマホを操作端末に変えることも可能。付属のリモコンはダイヤルによる直感的操作に対応する。
視聴室にやってきたX100-4K+は、マットブラックのスキニーなボディに身を包み、高画質を予感させる。奥行き463mmと小柄ではないが、7.7kgの軽量設計で、天吊設置を想定して文字が逆に印字されている。背面吸気・前面排気を採用し、大きめのファンが背面に2個あることで、ファン作動音が20dBと静かだ。Harman/Kardonスピーカーの搭載についても、ホームシアターへの意欲の現れを感じる。
■豊かな立体感、設定の追い込みで感動画質に
『8K空撮夜景SKY WALK』(4K UHD BD)でお手並拝見しよう。X100-4K+はカラーモードに、映画やゲーム、明るい、テレビ(スポーツに最適化)など全8種類をもつ。まずは、映画モードのデフォルトで視聴を開始した。
しっとりしたコントラストや階調を味わうことができ、精細感が高く、100インチの大画面で奥行き・立体感が豊かだ。本機は光源にRGBBのLEDを使用すると上述したが、これによってカラーブレイクが原理上発生せず、字幕周辺で視線を動かしても、ちらつきがほとんど発生しない。
一方で、広角レンズで撮影された遠景については、細部の描き込みに、にじんだような甘さがある。また、デフォルトでは映像の地肌に、デジタルノイズのざらつき感があることが気になった。黒がいまひとつ沈まず墨色になることもやや不満。だが、プロシューマー/ハイアマチュア用途のディスプレイメーカーの出自を反映して、本機は豊富な調整機能をもつ。
画質調整に踏み込んでみよう。光源出力レベルでは、フル(100%)、エコ(70%)、ダイナミックブラック1(くっきり表示)、ダイナミックブラック2(1よりもコントラスト強調)から選べる設計となっている。
ダイナミックブラック1を選択し、コントラストをデフォルトの20→15、輝度をデフォルト48→42に調整していくとどうだろう。デジタルノイズが落ち着いて、黒がシックに沈み良好なバランスが得られた。
追い込んでいくと落ち着いた良い画が出る。東京タワーのまばゆい俯瞰には感動がある。X100-4K+はユーザーとの対話を待っているのである。
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