公開日 2022/06/02 06:30
スマートフォンと組み合わせるポータブルオーディオに何を思い浮かべるだろうか。今なら二大巨頭はやはり完全ワイヤレスイヤホンとBluetoothヘッドホンだが、多くの人が最初に前者をイメージするように思う。携帯性に優れていたり、技術の進歩とともに多機能化し音質が年々高まっていたりと、注目を集めて続けているからだ。
一方、陰に隠れがちなBluetoothヘッドホンだが、決して負けてはない。技術の進歩は当然ヘッドホンにも及んでおり、機能も音質も年々向上している。何より、Bluetoothヘッドホンは完全ワイヤレスイヤホンよりも大型のドライバーを搭載でき、表現力には大きなアドバンテージがある。このほど、そんなBluetoothヘッドホンに注目のモデルが登場した。JVCケンウッドがケンウッドブランドでリリースしたノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドホン「 KH-KZ1G」である。今回は、このモデルの魅力を紹介したい。
JVCケンウッドは、『JVC』『Victor』、そして『KENWOOD』の3ブランドを展開している。
「KH-KZ1G」はケンウッドブランド初のプレミアムクラスのBluetoothヘッドホンだ。この数年、ケンウッドは複数の完全ワイヤレスイヤホンをリリースしているが、Bluetoothヘッドホンは出していなかった。今回、あえてBluetoothヘッドホンを発売したのは、完全ワイヤレスイヤホンでは実現できない価値を提供したかったからだろう。
その一つが、音質面でのアドバンテージ。完全ワイヤレスイヤホンは小型ゆえ、搭載するドライバーも小さくせざるを得ない。ヘッドホンなら大型のドライバーを搭載できるうえ、ハウジング内で十分な音響空間を構築できる。これが、表現力や音の奥行き感の差となって現れる。
KH-KZ1Gが搭載するドライバーは40mm径。軽量で高強度なPEN振動板にグラフェンコートを施す。これにより、「繊細で解像度の高い表現力」と「適度な制動性」を併せ持ち、余分な付帯音のない透明感あるサウンドを実現したという。また、ドライバーを耳に合わせて角度を付けてハウジング内に配置したり、バッテリーや電気回路基板の干渉を防ぐため音響空間を独立させたりと、ヘッドホンならではのアプローチで高音質を追求している。
もう一つの価値が、バッテリーの持続時間。ヘッドホンは大型のバッテリーを搭載できるため、本機では最大約25時間程度(ノイズキャンセリングオフ時)というロングバッテリーライフを実現。昨今、オンラインで授業を受けたり会議をしたりする場面が増えているが、電池切れの心配なく一日中使い続けられるのは安心だ。
では実機を見ていこう。手にしてすぐ、KH-KZ1GがケンウッドのブランドDNAである先進性と高品質を巧みに盛り込んでいることがわかった。例えば、シンプルで普遍的に見える本体デザインは、利用する人の性別や年代、ファッションを問わない。昨今、多様な価値観を認め合うダイバーシティな社会になりつつある。本機のデザインは、ダイバーシティ推進に先進的に向き合い、多様なユーザーに寄り添っているように思えてならない。
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ケンウッド「KH-KZ1G」実力チェック!「音も使い勝手も高水準でストレスフリー」なBTヘッドホンだ
草野晃輔ワイヤレスヘッドホンに注目モデル「KH-KZ1G」登場
スマートフォンと組み合わせるポータブルオーディオに何を思い浮かべるだろうか。今なら二大巨頭はやはり完全ワイヤレスイヤホンとBluetoothヘッドホンだが、多くの人が最初に前者をイメージするように思う。携帯性に優れていたり、技術の進歩とともに多機能化し音質が年々高まっていたりと、注目を集めて続けているからだ。
一方、陰に隠れがちなBluetoothヘッドホンだが、決して負けてはない。技術の進歩は当然ヘッドホンにも及んでおり、機能も音質も年々向上している。何より、Bluetoothヘッドホンは完全ワイヤレスイヤホンよりも大型のドライバーを搭載でき、表現力には大きなアドバンテージがある。このほど、そんなBluetoothヘッドホンに注目のモデルが登場した。JVCケンウッドがケンウッドブランドでリリースしたノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドホン「
Bluetoothヘッドホンでなければ実現できない価値を提供
JVCケンウッドは、『JVC』『Victor』、そして『KENWOOD』の3ブランドを展開している。
「KH-KZ1G」はケンウッドブランド初のプレミアムクラスのBluetoothヘッドホンだ。この数年、ケンウッドは複数の完全ワイヤレスイヤホンをリリースしているが、Bluetoothヘッドホンは出していなかった。今回、あえてBluetoothヘッドホンを発売したのは、完全ワイヤレスイヤホンでは実現できない価値を提供したかったからだろう。
その一つが、音質面でのアドバンテージ。完全ワイヤレスイヤホンは小型ゆえ、搭載するドライバーも小さくせざるを得ない。ヘッドホンなら大型のドライバーを搭載できるうえ、ハウジング内で十分な音響空間を構築できる。これが、表現力や音の奥行き感の差となって現れる。
KH-KZ1Gが搭載するドライバーは40mm径。軽量で高強度なPEN振動板にグラフェンコートを施す。これにより、「繊細で解像度の高い表現力」と「適度な制動性」を併せ持ち、余分な付帯音のない透明感あるサウンドを実現したという。また、ドライバーを耳に合わせて角度を付けてハウジング内に配置したり、バッテリーや電気回路基板の干渉を防ぐため音響空間を独立させたりと、ヘッドホンならではのアプローチで高音質を追求している。
もう一つの価値が、バッテリーの持続時間。ヘッドホンは大型のバッテリーを搭載できるため、本機では最大約25時間程度(ノイズキャンセリングオフ時)というロングバッテリーライフを実現。昨今、オンラインで授業を受けたり会議をしたりする場面が増えているが、電池切れの心配なく一日中使い続けられるのは安心だ。
先進性と高音質を追求しながら、どんなユーザーにも扱いやすい
では実機を見ていこう。手にしてすぐ、KH-KZ1GがケンウッドのブランドDNAである先進性と高品質を巧みに盛り込んでいることがわかった。例えば、シンプルで普遍的に見える本体デザインは、利用する人の性別や年代、ファッションを問わない。昨今、多様な価値観を認め合うダイバーシティな社会になりつつある。本機のデザインは、ダイバーシティ推進に先進的に向き合い、多様なユーザーに寄り添っているように思えてならない。