公開日 2017/08/03 12:17
8月11日公開
公開間近! 4Kレストア・3D版『ターミネーター2』のAVファン的見どころをいち早くチェック
編集部:永井光晴
■みんなの『T2』が26年振りに帰ってくる! 驚くべき4Kレストア3Dを"劇場"で刮目せよ!
「I'll be back……」。
『T2』(「ターミネーター2」)が26年ぶりに映画館に帰ってくる! しかも見事に4Kレストアされ、待望の3Dコンバージョン版である。8月11日(金・祝)より、TOHOシネマズ系で全世界最速ロードショーだ。
そもそも「ターミネーター2」の何が偉大なのか。
世界の歴代興行収入1位「アバター」(3,170億円/2009年)と、2位「タイタニック」(2,490億円/1997年)は、どちらもジェームス・キャメロン監督作品。そのキャメロンの代表作のひとつにして、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動なものにした作品が、「ターミネーター2」(1991年/原題『Terminator 2: Judgment Day』)である(以下、「T2」)。前作「ターミネーター」(1984)の続編として作られ、同年のアカデミー賞で視覚効果賞、メイクアップ賞、音響効果賞、録音賞の4部門を受賞している。『T2』はそのシリーズ全5作を通しても、いまだ最大の興収記録を保持している。
とくに登場するアンドロイド T-1000は、流体多結晶合金(液体金属)製のボディを持ち、その変幻自在な無敵さは、ハリウッド映画史の後にも先にも類を見ない孤高のキャラクターといえる。
また本作でアーノルド・シュワルツェネッガーが発したセリフ、「I'll be back(また戻ってくる)」や、「Hasta la vista, Baby!(アスタ・ラ・ビスタ、ベイビー!/地獄で会おうぜ、ベイビー!)」は、様々な映画やパロディで引用される名セリフとなっている。
■ホームシアターブームをけん引した、レファレンスソース
『T2』は、AVファンやホームシアター・ユーザーにとっても、エポックメイキングな作品である。映像的には3DCGや特殊メイクなど、黎明期のVFXが多用され、T-1000を生み出した“デジタルモーフィング”というCG技術を世界に知らしめた。
パッケージソフトはS-VHS、レーザーディスク(LD)、Hi-Vision LD、THX-LD、DVD、Blu-rayと、あらゆるフォーマットと複数のエディションで発売されており、アナログからデジタルへのAV機器の進化に寄り添いながら、現在に至っている。
ホームプロジェクターが珍しく、まだHi-Fiビデオデッキがソース機器のメインだった頃、放送やビデオがスタンダードサイズ(4:3)だったのに対して、LD版はハイビジョンテレビやワイドテレビ向けに劇場公開アスペクトで発売された(スクイーズLD)。これらはレンタルされなかったため、AVファンの愛蔵アイテムになっていた。音声も3-1ステレオから始まり、ドルビーデジタルやDTSが登場したときも、疑似サラウンド変換とはいえ、都度、チャンネル数を増やしてパッケージ発売がなされている。
そういう意味では『T2』が、4K化されたり、3D化されるというのは当然の流れ(もしくは宿命)といってもよい。
「I'll be back……」。
『T2』(「ターミネーター2」)が26年ぶりに映画館に帰ってくる! しかも見事に4Kレストアされ、待望の3Dコンバージョン版である。8月11日(金・祝)より、TOHOシネマズ系で全世界最速ロードショーだ。
そもそも「ターミネーター2」の何が偉大なのか。
世界の歴代興行収入1位「アバター」(3,170億円/2009年)と、2位「タイタニック」(2,490億円/1997年)は、どちらもジェームス・キャメロン監督作品。そのキャメロンの代表作のひとつにして、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動なものにした作品が、「ターミネーター2」(1991年/原題『Terminator 2: Judgment Day』)である(以下、「T2」)。前作「ターミネーター」(1984)の続編として作られ、同年のアカデミー賞で視覚効果賞、メイクアップ賞、音響効果賞、録音賞の4部門を受賞している。『T2』はそのシリーズ全5作を通しても、いまだ最大の興収記録を保持している。
とくに登場するアンドロイド T-1000は、流体多結晶合金(液体金属)製のボディを持ち、その変幻自在な無敵さは、ハリウッド映画史の後にも先にも類を見ない孤高のキャラクターといえる。
また本作でアーノルド・シュワルツェネッガーが発したセリフ、「I'll be back(また戻ってくる)」や、「Hasta la vista, Baby!(アスタ・ラ・ビスタ、ベイビー!/地獄で会おうぜ、ベイビー!)」は、様々な映画やパロディで引用される名セリフとなっている。
■ホームシアターブームをけん引した、レファレンスソース
『T2』は、AVファンやホームシアター・ユーザーにとっても、エポックメイキングな作品である。映像的には3DCGや特殊メイクなど、黎明期のVFXが多用され、T-1000を生み出した“デジタルモーフィング”というCG技術を世界に知らしめた。
パッケージソフトはS-VHS、レーザーディスク(LD)、Hi-Vision LD、THX-LD、DVD、Blu-rayと、あらゆるフォーマットと複数のエディションで発売されており、アナログからデジタルへのAV機器の進化に寄り添いながら、現在に至っている。
ホームプロジェクターが珍しく、まだHi-Fiビデオデッキがソース機器のメインだった頃、放送やビデオがスタンダードサイズ(4:3)だったのに対して、LD版はハイビジョンテレビやワイドテレビ向けに劇場公開アスペクトで発売された(スクイーズLD)。これらはレンタルされなかったため、AVファンの愛蔵アイテムになっていた。音声も3-1ステレオから始まり、ドルビーデジタルやDTSが登場したときも、疑似サラウンド変換とはいえ、都度、チャンネル数を増やしてパッケージ発売がなされている。
そういう意味では『T2』が、4K化されたり、3D化されるというのは当然の流れ(もしくは宿命)といってもよい。
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