公開日 2020/08/20 06:40
ONKYO オーディオミニチュアコレクション
「あつ森」が買えないからミニチュアでオーディオルームを作ってみた
編集部:押野 由宇
Nintendo Switchが手に入らない。「あつまれ! どうぶつの森」を遊んでみたいのに。
一方、上司は「あつ森でオーディオルームを作る」なんて連載まで掲載している。なんだこの差は。この憤りを糧として、リアルでオーディオルームを作って対抗してみた。
かなり良い感じ。けっこう満足のいく仕上がりだ。もちろん、こんなノリでマジの機材を使ってオーディオルームを作るなんてことはできない。これ、ミニチュアだ。
最近、いろんなものが “ミニ化” している。懐かしのゲーム機や、アーケード筐体。食玩やカプセルトイにも、「なぜこれを?」というものが登場している。その流れのなか、オーディオ製品がミニチュアになった。70年以上の歴史を持つ日本の音響メーカー、オンキヨーの銘機たちだ。手がけるのはフィギュア・ミニチュア界隈で知らない者はモグリ、業界の雄ケンエレファント。とにかくその出来がすばらしく、「ミニチュアでめちゃくちゃ良いオーディオルーム作って気を紛らわせよう」と思いついたのだ。
ただ、しずえさんのねんどろいどすら買えなかったので、『ゾンビランドサガ』より源さくらの部屋にすることにした。もうどうぶつの森でもなんでもないが、目を背けていきたい。そもそも、あつ森が買えない→ミニチュアでオーディオルームを作るという論理が崩壊しているのに、些末なことを気にしても仕方ない。
さて、このオンキヨーのミニチュアは、スピーカー「M-6」、レコードプレーヤー「CP-490F」、アンプ「A-817」、ダブルカセットデッキ「TA-W880」、ミニコンポ「X-NFR7TX」の5種類をラインナップしているが、すべてにしっかりオンキヨーによる監修が入っている。ミニチュア化の話そのものはかなりスムーズに進んだそうだが、サンプルが出来上がってから何度もデザインの調整が行われたとのことで、実際かなり作りが細かい。
カセットテープやアナログレコード盤はきちんと別アイテムになっており、トーンアームが動く、スピーカーのグリルネットも取り外せる、ケーブルも差し込めるとこだわりがすごい。
実物を見ないとわかりにくいが、ロゴや製品名などもはっきり印字されていて、近くで見るほど「よく出来てるな」と感心させられる。
と、ミニチュアを一通り飾ってみたが、このままでは物足りない。ということで、スピーカーから音が鳴るようにした。
仕組みは簡単で、「M-6」スピーカーのなかに完全ワイヤレスイヤホンを入れただけ。左右チャンネルでそれぞれ1つイヤホンを入れれば、ステレオ再生も可能だ。これは以前にフィギュアを歌わせる企画で得たノウハウを投入しているが、このスピーカーはもともと分解が可能なので、工具すら必要ない。
「M-6」を構成する3つのパーツのうち、前面パーツにはもともとスリットが設けられている。ここにイヤホンのノズル部を向けるようにすれば、音の出口として機能する。中に入れるイヤホンの形状に応じて、イヤーピースの有無や位置の固定などを試してみて、最も良い音が鳴るポジションを探そう。
ただし、どうあがいてもこのままではボリュームが足りない。耳を近づけてようやく小さく鳴っているの確認できる程度だ。背面パーツを完全に閉じないでおけば改善されるが、あまり見栄えは良くない。
この場合、背面パーツにはケーブル端子のスペースがあるので、ここに小さな穴をあけることで、音の通り道を確保できてボリュームが稼げる。さらに穴をあけることで、有線イヤホンでも実施できるメリットもある。また小さいユニットを仕込めば、本当にスピーカーとして鳴らすことも可能なはずだ。自分にその技術はないので、安全に十分考慮のうえ、できそうな方は試してみてほしい。
この「ONKYO オーディオミニチュアコレクション」は500円(税込)で発売中。どのモデルもオーディオファンなら喜べるし、ミニチュアのインテリアを求めている方でも納得できると思う。あつ森ができない方も遊べている方も、一つ試してみるのはいかがだろうか。
最後に、撮りためた写真を載せていきたい。
一方、上司は「あつ森でオーディオルームを作る」なんて連載まで掲載している。なんだこの差は。この憤りを糧として、リアルでオーディオルームを作って対抗してみた。
かなり良い感じ。けっこう満足のいく仕上がりだ。もちろん、こんなノリでマジの機材を使ってオーディオルームを作るなんてことはできない。これ、ミニチュアだ。
最近、いろんなものが “ミニ化” している。懐かしのゲーム機や、アーケード筐体。食玩やカプセルトイにも、「なぜこれを?」というものが登場している。その流れのなか、オーディオ製品がミニチュアになった。70年以上の歴史を持つ日本の音響メーカー、オンキヨーの銘機たちだ。手がけるのはフィギュア・ミニチュア界隈で知らない者はモグリ、業界の雄ケンエレファント。とにかくその出来がすばらしく、「ミニチュアでめちゃくちゃ良いオーディオルーム作って気を紛らわせよう」と思いついたのだ。
ただ、しずえさんのねんどろいどすら買えなかったので、『ゾンビランドサガ』より源さくらの部屋にすることにした。もうどうぶつの森でもなんでもないが、目を背けていきたい。そもそも、あつ森が買えない→ミニチュアでオーディオルームを作るという論理が崩壊しているのに、些末なことを気にしても仕方ない。
さて、このオンキヨーのミニチュアは、スピーカー「M-6」、レコードプレーヤー「CP-490F」、アンプ「A-817」、ダブルカセットデッキ「TA-W880」、ミニコンポ「X-NFR7TX」の5種類をラインナップしているが、すべてにしっかりオンキヨーによる監修が入っている。ミニチュア化の話そのものはかなりスムーズに進んだそうだが、サンプルが出来上がってから何度もデザインの調整が行われたとのことで、実際かなり作りが細かい。
カセットテープやアナログレコード盤はきちんと別アイテムになっており、トーンアームが動く、スピーカーのグリルネットも取り外せる、ケーブルも差し込めるとこだわりがすごい。
実物を見ないとわかりにくいが、ロゴや製品名などもはっきり印字されていて、近くで見るほど「よく出来てるな」と感心させられる。
と、ミニチュアを一通り飾ってみたが、このままでは物足りない。ということで、スピーカーから音が鳴るようにした。
仕組みは簡単で、「M-6」スピーカーのなかに完全ワイヤレスイヤホンを入れただけ。左右チャンネルでそれぞれ1つイヤホンを入れれば、ステレオ再生も可能だ。これは以前にフィギュアを歌わせる企画で得たノウハウを投入しているが、このスピーカーはもともと分解が可能なので、工具すら必要ない。
「M-6」を構成する3つのパーツのうち、前面パーツにはもともとスリットが設けられている。ここにイヤホンのノズル部を向けるようにすれば、音の出口として機能する。中に入れるイヤホンの形状に応じて、イヤーピースの有無や位置の固定などを試してみて、最も良い音が鳴るポジションを探そう。
ただし、どうあがいてもこのままではボリュームが足りない。耳を近づけてようやく小さく鳴っているの確認できる程度だ。背面パーツを完全に閉じないでおけば改善されるが、あまり見栄えは良くない。
この場合、背面パーツにはケーブル端子のスペースがあるので、ここに小さな穴をあけることで、音の通り道を確保できてボリュームが稼げる。さらに穴をあけることで、有線イヤホンでも実施できるメリットもある。また小さいユニットを仕込めば、本当にスピーカーとして鳴らすことも可能なはずだ。自分にその技術はないので、安全に十分考慮のうえ、できそうな方は試してみてほしい。
この「ONKYO オーディオミニチュアコレクション」は500円(税込)で発売中。どのモデルもオーディオファンなら喜べるし、ミニチュアのインテリアを求めている方でも納得できると思う。あつ森ができない方も遊べている方も、一つ試してみるのはいかがだろうか。
最後に、撮りためた写真を載せていきたい。
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