トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2020/08/29 06:45
【連載】ガジェットTIPS

「停電でデータが消えた…」 を防ぐ「UPS」。選ぶポイントをサクッと解説

海上忍
停電すればコンセントにつないでいる電化製品は止まる...当たり前の話ですが、重要なデータを扱っているオフィスや研究施設では、それが許されません。ごく短い時間の停電でも、電源を失えばコンピュータのシステムは強制終了され、そのとき処理しているデータが失われてしまうからです。

それを防止する装置が「UPS」です。UPSとは、Uninterruptible Power Supply、無停電電源装置のこと。予期せぬ電源障害に備えるための機器で、突然停電しても電化製品にAC電源を供給します。製品にもよりますが、接続する機器とバックアップ時間のめやすを参考に選定すれば、万一の停電に備えられます。

家庭用UPSの例、オムロン「BY50S」

UPSは、業務用だけではありません。いまや家庭にも、パソコンやルータ、ビデオレコーダなど停電によるダメージが大きい電子機器はたくさんありますし、安価なUPSも登場しています。しかし、安価なUPSでだいじょうぶなのでしょうか?

結論からいうと、出力波形が正弦波であれば安価なUPSでも問題ありません。市販のUPSには、平常時はコンセントからの電力をそのまま出力し、あわせてバッテリへ充電してバックアップ運転に備える「常時商用給電方式」と、それにくわえ電圧安定化機能により電圧を安定化させた「ラインインタラクティブ方式」、つねにUPS内のインバータ経由で出力することにより瞬断が生じない「常時インバーター方式」の3種類があり、そのうちもっとも安価な常時商用給電方式でも、電化製品の瞬断対策にはじゅうぶん役立ちます。

その理由は、大半のAC駆動の電化製品に搭載されている「コンデンサー」。10ミリ秒程度の瞬断であれば、コンデンサーに蓄えられた電力で賄えるため、電化製品のシステムが強制終了されてしまうほどではありません。どの程度の瞬断に耐えられるかは製品次第、公表されないため実際に停電が発生しないことにはわからない部分はあるものの、常時商用給電方式のUPSでも対応できるレベルであることがほとんどです。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
4 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
5 Amazonプライムデー、FireTV Stick 4K/4K Maxが過去セール超えの大幅割引中
6 Amazonプライムデー、オーディオテクニカのTWS、ヘッドホン、マイクが多数お買い得に!
7 Amazonプライムデー、読み放題・聴き放題などサブスクも無料に! 登録すべきキャンペーンまとめ
8 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
9 ノジマとオーディオスクエアのシナジーで“テレビの音の最適解”を案内。存在感を増すネットワーク&HDMI対応アンプ
10 <ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
7/16 10:43 更新

WEB