トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2021/10/28 07:00
【連載】ガジェットTIPS

汚れ落としスポンジ、デジタル機器に使ってもいい?ダメ?

海上忍
スーパーやドラッグストアの日用品コーナーで見かける、強力汚れ落としスポンジ。サッとひと拭きするだけでしつこい汚れを落としてくれそうな、その力強い名前につい期待してしまいますよね。確かに、フライパンや鍋のこびり付きには効果てきめんですから、デジタルガジェットにも使ってみようかな、そう考えるのも無理はありません。

しかし、強力汚れ落としスポンジをデジタルガジェットに使うのは避けましょう。電気が通る部分を擦らないかぎり故障することはありませんが、せっかくの輝きや微妙な光沢が台無しになる可能性大だからです。

強力汚れ落としスポンジをデジタル機器に使うのは避けましょう

強力汚れ落としスポンジの多くは、いわゆるメラミンスポンジ。とても硬いメラミン樹脂を細かく発泡させ、無数の網目を形成しています。消しゴムのように擦ると、網目部分が削れながら汚れをかき出すというわけです。

問題は、その硬さです。鉱物の硬度を表す指標として利用されているモース硬度でいうと、メラミンフォームの硬さは「4」。ガラスは5、ステンレスは5〜6程度とされているから水回りの掃除には問題なく使えるけれど、銅(3.5)やプラスチック(3以下)に使うとキズがつくこと確実です。

デジタルガジェットの部材はさまざまな材質で構成されているうえ、サンドブラストや梨地などの表面加工が施されているため、ひとくちにいうことはできませんが、メラミンスポンジで擦ると細かなキズが付き、光沢が失われるなどトラブルを招く可能性大です。汚れはほかの方法で落とすほうが無難でしょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB