公開日 2024/11/18 06:30
はじめてのアナログレコード再生にピッタリ
7万円以下で叶う、アナログプレーヤーとスピーカーの組み合わせ!オーディオテクニカ「AT-LP70X/AT-LP70XBT」&「AT-SP3X」
生形三郎
オーディオテクニカから、合わせて7万円以下でアナログレコードを楽しめるアナログプレーヤーとスピーカーが新たに登場しました。はじめてのアナログプレーヤーとしてピッタリなモデルです!
レコードの再生を手軽に、なおかつスピーカーでしっかりと楽しみたい方にオススメしたいのが、オーディオテクニカのレコードプレーヤー「AT-LP70X」や「AT-LP70XBT」と、Bluetooth接続対応アクティブ・スピーカー「AT-SP3X」の組み合わせです。オーディオテクニカは、今やイヤホンやヘッドホンのブランドとしてお馴染みですが、もともとはレコード再生用のカートリッジからスタートしたブランドで、現在のレコード再生機器市場を牽引する、世界的な存在です。
「AT-LP70X」は、再生から停止までボタン一つで簡単に楽しめるフルオートタイプのプレーヤーで、買ったその日から気兼ねなく楽しめます。兄弟モデルの「AT-LP70XBT」は、BluetoothスピーカーをはじめBluetoothイヤホンやヘッドホンで手軽にレコード再生を楽しむこともできます。両モデルとも、本体四隅やアームが程よい丸みを帯びたデザインで、シンプルな美しさが印象的です。
「AT-SP3X」はBluetoothとワイヤード両方に対応しています。実はこの価格帯のアクティブ・スピーカーでその両方に対応しているものはほとんどない稀有な存在です。
まずは「AT-LP70XBT」と「AT-SP3X」をBluetooth接続してレコードを聴いてみましょう。準備はいたって簡単で、ペアリングボタンを押して両者を無線で接続してから、プレーヤーにレコード盤をセットしスタートボタンを押すだけです。
再生が開始されると、温かく柔らかみのある、レコードならではのイメージの音が奏でられます。ヴォーカルの温かみとコクのある音が快いのです。ドンと踏み鳴らされるバスドラムやズンズンと唸るエレクトリックベースの音も迫力があり、こちらはスピーカーならではの聴き心地でしょう。左右のスピーカーも独立しているため、音楽の立体感が特に豊かです。クラシックのピアノも、楽器の姿や演奏のタッチがクリアに浮かび上がりました。
続いて、有線接続の「AT-LP70X」を、「AT-SP3X」にケーブルで接続して同じレコードを聴いてみます。こちらも先ほど同様準備は簡単です。スタートボタンを押して再生を開始すると、一層クリアなサウンドが飛び出て来ました。音楽の背景の静けさが増して、演奏がより明瞭に描き出されます。バスドラムやベースはさきほど同様に迫力がありますが、楽器の姿がシュッとスリムな出で立ちとなり、とてもリアル。ピアノの演奏は、楽器のサイズ感までが明瞭に分かるようになり、タッチの細かい強弱や鍵盤を押している長さまでが確かに耳に届きます。
響きが豊かで低音のボリューム感があるBluetooth接続、しっかりと演奏の情報が伝わる有線接続、両方の違いを明快に楽しむことができました。この辺りは、利用シーンや好みに応じて好きなモデルや接続を選ぶとよいでしょう。
最後に、このプレーヤーならではのバージョンアップである「針先交換」も楽しんでみます。MMカートリッジは針先だけの交換が可能です。接合楕円針の「AT-VMN95E」に変更してみると、より音の堀りが深くなって克明な表現になりました。歌声の微妙な震えやギター弦の揺れ幅、演奏の強弱が細かく描かれます。
次に、無垢楕円針である「AT-VMN95EN」に変えてみると、一層丁寧で繊細な情報が引き出され、音楽を質感高く楽しませてくれました。肉眼では判別すら難しい針先の形状や素材が変わるだけでここまで大きな違いを楽しめるのも、レコード再生ならではの醍醐味ですね。
[SPEC]
■アナログプレーヤー(Bluetoothとワイヤード両方に対応)
Audio-Technica「AT-LP70XBT」
●方式:ベルトドライブ ●カラーバリエーション:ブラック・ブロンズ、ホワイト・シルバー ●400W×110H×330Dmm ●質量:2.9kg
■アナログプレーヤー(ワイヤードモデル)
Audio-Technica「AT-LP70X」
●方式:ベルトドライブ ●カラーバリエーション:ブラック・グレー、ホワイト・シルバ
ー ●400W×110H×330Dmm ●質量:2.9kg
■アクティブ・スピーカー
Audio-Technica「AT-SP3X」
●125W×200H×136Dmm ● 質量:約1.5kg(L側)、約1.6kg(R側)
[試聴したレコード]
■レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Unlimited Love』
(WarnerRecords 9362488065)
■ダフト・パンク『Discovery』
(ADA/Daft Life 9029661716)
■グレン・グールド『ゴールドベルク変奏曲』
(CBS/Sony 28AC 1608)
(提供:オーディオテクニカ)
本記事は『はじめてのアナログプレーヤー vol.1』からの転載です
レコード再生、ワイヤレスかワイヤードか
レコードの再生を手軽に、なおかつスピーカーでしっかりと楽しみたい方にオススメしたいのが、オーディオテクニカのレコードプレーヤー「AT-LP70X」や「AT-LP70XBT」と、Bluetooth接続対応アクティブ・スピーカー「AT-SP3X」の組み合わせです。オーディオテクニカは、今やイヤホンやヘッドホンのブランドとしてお馴染みですが、もともとはレコード再生用のカートリッジからスタートしたブランドで、現在のレコード再生機器市場を牽引する、世界的な存在です。
「AT-LP70X」は、再生から停止までボタン一つで簡単に楽しめるフルオートタイプのプレーヤーで、買ったその日から気兼ねなく楽しめます。兄弟モデルの「AT-LP70XBT」は、BluetoothスピーカーをはじめBluetoothイヤホンやヘッドホンで手軽にレコード再生を楽しむこともできます。両モデルとも、本体四隅やアームが程よい丸みを帯びたデザインで、シンプルな美しさが印象的です。
「AT-SP3X」はBluetoothとワイヤード両方に対応しています。実はこの価格帯のアクティブ・スピーカーでその両方に対応しているものはほとんどない稀有な存在です。
まずは「AT-LP70XBT」と「AT-SP3X」をBluetooth接続してレコードを聴いてみましょう。準備はいたって簡単で、ペアリングボタンを押して両者を無線で接続してから、プレーヤーにレコード盤をセットしスタートボタンを押すだけです。
再生が開始されると、温かく柔らかみのある、レコードならではのイメージの音が奏でられます。ヴォーカルの温かみとコクのある音が快いのです。ドンと踏み鳴らされるバスドラムやズンズンと唸るエレクトリックベースの音も迫力があり、こちらはスピーカーならではの聴き心地でしょう。左右のスピーカーも独立しているため、音楽の立体感が特に豊かです。クラシックのピアノも、楽器の姿や演奏のタッチがクリアに浮かび上がりました。
続いて、有線接続の「AT-LP70X」を、「AT-SP3X」にケーブルで接続して同じレコードを聴いてみます。こちらも先ほど同様準備は簡単です。スタートボタンを押して再生を開始すると、一層クリアなサウンドが飛び出て来ました。音楽の背景の静けさが増して、演奏がより明瞭に描き出されます。バスドラムやベースはさきほど同様に迫力がありますが、楽器の姿がシュッとスリムな出で立ちとなり、とてもリアル。ピアノの演奏は、楽器のサイズ感までが明瞭に分かるようになり、タッチの細かい強弱や鍵盤を押している長さまでが確かに耳に届きます。
響きが豊かで低音のボリューム感があるBluetooth接続、しっかりと演奏の情報が伝わる有線接続、両方の違いを明快に楽しむことができました。この辺りは、利用シーンや好みに応じて好きなモデルや接続を選ぶとよいでしょう。
針交換で簡単グレードアップ!
最後に、このプレーヤーならではのバージョンアップである「針先交換」も楽しんでみます。MMカートリッジは針先だけの交換が可能です。接合楕円針の「AT-VMN95E」に変更してみると、より音の堀りが深くなって克明な表現になりました。歌声の微妙な震えやギター弦の揺れ幅、演奏の強弱が細かく描かれます。
次に、無垢楕円針である「AT-VMN95EN」に変えてみると、一層丁寧で繊細な情報が引き出され、音楽を質感高く楽しませてくれました。肉眼では判別すら難しい針先の形状や素材が変わるだけでここまで大きな違いを楽しめるのも、レコード再生ならではの醍醐味ですね。
[SPEC]
■アナログプレーヤー(Bluetoothとワイヤード両方に対応)
Audio-Technica「AT-LP70XBT」
●方式:ベルトドライブ ●カラーバリエーション:ブラック・ブロンズ、ホワイト・シルバー ●400W×110H×330Dmm ●質量:2.9kg
■アナログプレーヤー(ワイヤードモデル)
Audio-Technica「AT-LP70X」
●方式:ベルトドライブ ●カラーバリエーション:ブラック・グレー、ホワイト・シルバ
ー ●400W×110H×330Dmm ●質量:2.9kg
■アクティブ・スピーカー
Audio-Technica「AT-SP3X」
●125W×200H×136Dmm ● 質量:約1.5kg(L側)、約1.6kg(R側)
[試聴したレコード]
■レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Unlimited Love』
(WarnerRecords 9362488065)
■ダフト・パンク『Discovery』
(ADA/Daft Life 9029661716)
■グレン・グールド『ゴールドベルク変奏曲』
(CBS/Sony 28AC 1608)
(提供:オーディオテクニカ)
本記事は『はじめてのアナログプレーヤー vol.1』からの転載です