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SAEC
TAP MATE
￥43,000(税抜)
発売：2003年2月1日
小型大容量、超低ノイズ電源タップ
オーディオ銘機賞2004 ≪オーディオアクセサリー部門≫受賞モデル
ビジュアルグランプリ2004 ≪ホームシアターアクセサリー部門≫受賞モデル
【SPEC】●AC電源：100V、50/60Hz ●定格容量：15A ●出力コンセント：4個口、ハッベル製ホスピタルグレード ●外形寸法：170W×90H×170Dmm
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
強力なノイズ対策と波形歪み対策
TAP PLUSはサエクの30周年を記念した電源タップの大作であった。こちらのTAP MATEはその姉妹機ということで価格を抑えて登場した。
PLUSは内部の波形を整えるためのチョークコイルが電源ラインに並列挿入され、またACラインノイズフィルターが直列に挿入されていた。かなり強力なノイズ対策、波形歪み対策なのだが、MATEの方はそれほど凝ってはいない。ノイズ 対策として電波吸収体を内装しているのが共通点だ。
またACアウトレットについては、PLUSと同じくハッベル製ホスピタルグレードの最高級品を起用。「接点接触電気抵抗は通常のものより1/10に低減」としている。
DLPプロジェクターの電源ラインにこれを挿入してみると、コントラストや鮮度が少々向上するのが分った。電波吸収体と金属ケースの効用だろうか。DVDプレーヤーに使うと、画質はそれほど明瞭な変化ではなかった。音質は、廉価なホスピタルグレード試用品にくらべてわずかに鮮度が向上。それと余韻の微妙な変化が向上するのが分かったのが収穫だった。画質の向上についてPLUSの方が上回るが、音質についてはMATEの方が素直かもしれないと思った。
（text：吉田伊織）
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