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MX-D1

YAMAHA
MX-D1

¥600,000(税抜)

発売:2003年12月中旬
このモデルは生産を完了しています
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ヤマハの先進技術が結実
新世代デジタルアンプ登場

オーディオ銘機賞2004 ≪銅賞≫受賞モデル

オーディオ銘機賞2004 ≪メインアンプ部門≫受賞モデル

【SPEC】●定格出力:500W+500W ●入力端子:アナログ音声信号×2系統(アンバランス/バランス) ●入力切換スイッチ:アンバランス/バランス ●出力端子:アナログ音声信号×1系統(Speaker Out) ●消費電力:350W ●外形寸法:435W×75H×437Dmm ●質量:10.4kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

デジタル技術や電源技術をフルに投入したPWM方式

デジタルアンプには、従来通りのアンプの形態を維持するものと、CDを中心にデジタルのソースをデジタル信号のまま入力しスピーカーをドライブしようというフルデジタルアンプという考え方のものがある。本機は従来のアンプの流れをパワーアンプとして置き換えるものである。いずれにしてもデジタルアンプ最大の目標は高性能化であり高音質化である。

ヤマハはプロ用オーディオ分野の製品も多い。こうしたデジタル技術や電源の技術を基礎にして、MX-D1は満を持して登場した。

デジタルアンプの心臓部は「モジュレーター」と、実際にスピーカーをドライブする「パワーMOSドライブ」であり、いずれもLSI化され、ヤマハ独自の半導体工場で生産されているようである。このモジュレーターLSIにはPLL回路も一体化させ、デジタルアンプ最大の、電源電圧の変動がアンプのゲインすら変えてしまうという問題点を解決している。

パッと聴いた瞬間から音に深みがあり質感が高いことがわかる。通常聴いている音とは異なるのだが、質的な差ではなく、わずかな明るさ、艶っぽさ、膨らみ感と伸びやかさがこのパワーアンプのキャラクターであろうと受け止めた。小編成の弦楽アンサンブルなども第一バイオリンが明るく、高域に無理なく伸びていくストレート感を味わうことができる。

音から得られるCPの高さ、スタイリングの美しさ、スペースファクター、発熱など新しい方向を感じさせる製品である。

(text:石田善之)