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LUXMAN
E-1
¥220,000(税抜)
ハイスピードなサウンドを実現した高S/N、高ダイナミックレンジ
オーディオ銘機賞2003 ≪アナログディスク関連部門トップ賞≫受賞モデル
【SPEC】
●方式:MM/MC独立NF型イコライザー+CR型 ●入力感度:MM/4mV、MC/0.2mV ●ゲイン(1kHz):MM/36dB、MC/62dB ●出力電圧(1kHz):250mV ●出力インピーダンス:230Ω ●入力インピーダンス:MM/34kΩ、50kΩ、75kΩ、MC/28Ω、106Ω、560Ω ●S/N比(IHF-A):MM/103dB、MC/83dB ●チャンネルセパレーション(10kHz):90dB以上 ●RIAA偏差:±0.2dB(30Hz〜20kHz)、±0.5dB(20Hz〜100kHz) ●消費電力(電気用品安全法):11W ●外形寸法:467W×82H×404Dmm ●質量:9.0kg(本体)
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
スマートなサイズと、より一層の高音質化を実現
従来モデルE-03と比較して、ずいぶん薄くスマートになった、本機はラックスマン8年ぶりのフォノイコライザーアンプ新作モデルだ。イコライザーはNFタイプ。MM/MC完全独立の4アンプ構成で高音質パーツを多用する。インピーダンスはMM/MC各3段階。これをフロントSWで切り替えられるのも嬉しい改良点だ。アーティキュレーターという便利な消磁モードも追加された待望の高音質高機能モデルである。
E-03はよい意味でのアクがあった。濃厚濃密、いかにもラックストーンという、こってりとした体質からそのアクが少し薄まった印象。現代的でニュートラルな方向へ舵切りをしたのが本作だろう。味的にサッパリしているわけではないが、往年のラックスファンは戸惑うかもしれない。フォノEQとしてのクオリティは申し分がなく高S/N、高Dレンジにしてハイレスポンス。その中にちょっぴり隠し味があり、MC入力は爽やかな香りにキリッとした芯の強さが心地よい。オケにぐっと馬力や躍動する勢いが出てきたのも特徴だ。アーカイヴのもつピークでの切れ込みとエネルギッシュな高まりを過不足なく引き出しているし、MMポジションはピアノのクリアな質感が聴きどころとなる。
(text:林正儀)