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LUXMAN
DU-7
¥400,000(税抜)
ハイエンドメーカーらしさに満ちたデュアルDAC搭載モデル
オーディオ銘機賞2003 ≪銅賞≫受賞モデル
【SPEC】
●再生可能ディスク:DVDオーディオ、DVDビデオ、SACD、CD、ビデオCD、CD-R、MP3ファイル ●オーディオDAC:DVDオーディオ 192kHz/24bit、CD 192kHz/24bit、SACD 1bit DSD ●オーディオデコーダー:DVDオーディオマルチch、DolbyDigital、DTS、SACDマルチch ●周波数特性:4Hz〜45KHz(DVDオーディオ、SACD) ●ダイナミックレンジ:115dB以上(DVDオーディオ、SACD) ●ビデオDAC:108MHz/12bit ●アナログオーディオ出力:フロントL,R(RCA2系統、XLRバランス1系統)、SL、SR、C、SW(各1系統) ●デジタルオーディオ出力:光出力(TOS-Link1系統)、同軸出力(RCA1系統) ●ビデオ出力:D2(1系統)、コンポーネント(RCA1系統)、S2(2系統)、コンポジット(RCA2系統) ●消費電力:25W(電気用品安全法の規定による) ●外形寸法:467W×148H×394Dmm ●質量:15.0kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
サウンドステージの奥行きがリアルに感じられる
SACDマルチチャンネルにも対応したラックスマンのユニバーサルプレーヤー第2弾。独自のフルエンシー方式のDACとシャノン方式DACをデュアルに搭載し、DACによる音の違いを楽しめるという、極めてハイエンドオーディオメーカーらしいプレーヤーである。
ハイエンド機ならではのこだわりが随所に盛り込まれていて、再生音もよく練り上げられている。また、音楽ソース再生時に映像回路からの影響を遮断するビデオオフ回路や、アナログとデジタルで独立した電源部を積むなど、音質対策にもラックスマンならではのこだわりを見せる。こだわりの深さは、アナログオーディオ基板を独立させたシャーシ構成を見れば明らかだ。映像回路の構成も最新グレードにランクアップされており、マニアックな調整機能も積んでいる。
CDの再生クオリティは、さすがにハイエンド機ならではの完成度の高さを誇る。ソプラノの音像は適正なサイズできれいに浮かび上がり、オーケストラとの溶け合いも理想的なバランスだ。距離感を精密に再現するので、サウンドステージの奥行きがリアルに感じられる。フルエンシーDACはなめらかな質感が際立っている。
マルチチャンネルソースも立体感の再現力が緻密で、低弦楽器のピチカートやティンパニの響きは、空気の動きまで感じさせるリアリティがある。SACDのマーラーは、残響を生かしたホルンの朗々とした響きがスケール感を生み、空間の見通しが非常にクリアだ。
(text:山之内正)