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PJ-TX200J

HITACHI
PJ-TX200J (Wooo)

¥260,000(税抜)

発売:2005年10月下旬
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コントラスト7000対1を実現したホームシアター用プロジェクター

ビジュアルグランプリ2006 SUMMER ≪ゴールデンロングラン(GLA)賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2006 ≪銀賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2006 ≪ホームシアター大賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2006 ≪大画面ホームシアター部門≫受賞モデル

【SPEC】
●表示方式:3原色透過型液晶シャッター方式 ●液晶パネル:パネルサイズ/0.7型×3枚、駆動方式/ポリシリコンTFTアクティブマトリクス、画素数/921,600画素(水平1,280×垂直720) ●投写レンズ:F1.7〜F2.4、f=20〜32mm ●光源ランプ:150W ●明るさ:1200ルーメン ●コントラスト比:7000対1 ●入力端子:ビデオ1、Sビデオ1、コンポーネント1、HDMI端子1、D-sub15ピン1 ●消費電力:220W ●電源:AC100V(50/60Hz) ●外形寸法:340W×113H×299Dmm ●質量:4.7kg ●付属品:電源コード、電源プラグアダプタ、コンポーネントケーブル(3m)、リモコン、乾電池(2個)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

大口径レンズの採用で特徴を発揮した前モデルPJ-TX100Jの後継モデル。さらなる高精度化を図る狙いで投写レンズを再設計、EDレンズを4枚投入し周辺の色ズレを少なくしてきた。本体の新デザインもマイルドさを強調しながらレンズ力をアピールする。使用パネルはD5だが、レンズ力を生かすべくデュアルアイリス機構を新採用、光学アイリスとランプアイリスは後者をシーン連動型にしてハイコントラスト化を達成、リビング使用での1200ルーメンから、本格シアターの400ルーメンまで適用範囲の広さをアピールする。プリセットイメージの「シネマ」は今回から「シネマファンタジー」と「シネマリアリティ」の2つに分離。シネフィルにも強く訴求、自信のほどが強く伺える。シーン連動のアクティブアイリス機構はオートの2段階を用意し、より深みを求めるユーザーへの対応性も図る。ガンマ調整機構は前作のウリでもあったが、本機はさらに暗部側のコントロールも行えるようにし映画への適応性も高めた。機能面でもデジタルシャッター機能が使える。

視聴はシネマファンタジーを中心に行ったが、抜けのよい、すかっとした画質はそのままに、色合いから質感表現性まで高まったことが確認できた。フォーカスがよく、もやっとした感じがないのが本機のよさで、特に周辺部から受ける印象がライバルと違う。それにアクティブアイリスの、それも「オート1」の設定のよさが加わる(オート2は強めに働く)。まだ試作段階での視聴だったので十分な出来映えを確認していないが、シーン連動型アイリスの巧みさは液晶プロジェクターに不可欠なものと認識した。シーンでいえば黒帯びがしっかり沈むし、階調も少ない暗いシーンが生き生きとするようになる。ガンマ調整機能は微妙なコントラスト感を画作りするのに役立つ。黒に色合いが素直というか色が付かなくなったことも効果を上げ、映画画質が素晴らしくよくなった。ここは新採用した12ビット処理が効果を上げた。映画などではデジタルシャッターを利用することをお薦め。黒帯びが眩しくなく落ち着いて見ることができる。(村瀬孝矢)