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YAMAHA
NS-6HX
¥65,000(税抜)
スケール感と中低域の切れ味の見事なバランスが楽しめる
価格は1本
【SPEC】●型式:3ウェイ・バスレフ防磁型 ●ユニット:20cmコーン型ウーファー、13cmコーン型ミッドレンジ、3cmアルミドーム型トゥイーター ●再生周波数帯域:45Hz〜50kHz(-10dB) ●入力インピーダンス:6Ω ●許容入力:100W ●最大入力:300W ●出力音圧レベル91dB/2.83V, 1m ●クロスオーバー周波数:600Hz/4kHz ●外形寸法:364W×1062H×397Dmm ●質量:29.0kg ●付属品:スピーカコード(4m)
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
ユニットが同一だから、全チャンネルから来る音の均質性が高く違和感がない
HXシリーズはMC(モダン・チェリー)シリーズの上位モデルとして開発されたラインナップである。ユニットは全て新開発。アルミ製のハードドーム・トゥイーターとWSD(ホワイト・スプルース・ダイヤフラム)によるウーファー及びミッドレンジが全機種に採用されている。またトゥイーターとミッドレンジにウェーブガイドホーンを装着したのが目を引く。指向性を的確にコントロールし、マルチチャンネルで特に弊害となりやすいスピーカー間の音の干渉を避けたユニークな構成である。
キャビネットは25mm厚のフロント・バッフルを使用。コーナーは三方流れ止めといって各方向45度に切断した板材をはめ合わせるように組んでいる。堅牢で手間のかかる構造である。
NS−6HXは20cmウーファーを採用した3ウェイ・フロア型。NS−5HXとNS−4HXは同一ユニットで、13cmウーファー2基とトゥイーターの2ウェイである。横置きと縦置きを考慮して、ウェーブガイドホーンの向きが違うことに注意したい。
ユニットの同一性が物を言っている。全チャンネルから来る音の均質性が高く、空間に違和感がない。このため効果音のつながりがよく、音場のリアリティが自然に再現されている。また身辺音などの密度が高く、セリフの表情も緻密だ。音調全体に張りがあり、輪郭の明瞭な質感を描き出しているが、ディテールの再現性が丁寧でそれが映画の雰囲気を厚いものにしているようだ。解像度も高くワイドレンジ。1クラス上の再現力を遺憾なく発揮する精密なシステムである。
(text:井上千岳)
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- 取り扱い:ヤマハ(株)