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DENON
DHT-S7000
¥OPEN(予想実売価格70,000円前後)
ワイヤレス5.1chホームシアターシステム
価格は1セット
ビジュアルグランプリ2006 SUMMER ≪かんたんホームシアターシステム部門≫受賞モデル
【SPEC】
≪AVC-S7000AV サラウンドアンプ≫
●実用最大出力(6Ω、EIAJ):フロント50W+50W、センター50W、スーパーウーハー50W ●周波数特性:10Hz〜60kHz(+1.5、-3dB・LINE、ダイレクトモード時) ●SN比:90dB(ダイレクトモード時) ●映像入力レベル/インピーダンス:標準→1Vp-p/75Ω、S映像Y信号→1Vp-p/75Ω、S映像C信号→0.286Vp-p/75Ω ●音声入力感度/インピーダンス:200mV/47kΩ(LINE) ●音声出力レベル/インピーダンス:200mV/2.2kΩ(REC OUT)、1.2V/2.2kΩ(SUBWOOFER PRE OUT) ●入出力端子:オーディオ関連→入力端子:アナログ×4系統、光デジタル×3系統、アナログミニジャック×1系統(フロントパネル)、出力端子:アナログ×2系統、スーパーウーハー用PRE OUT端子×1系統、ビデオ関連→入力端子:コンポジット×3系統、S×3系統、出力端子:コンポジット×1系統、S×1系統 ●消費電力:120W(待機時 1W以下) ●外形寸法:434W×70H×318Dmm ●質量:6.4kg
≪RV-S7000 デジタルワイヤレスレシーバー≫
●実用最大出力(6Ω、EIAJ):サラウンド50W+50W ●消費電力:47W(待機時 1W以下) ●外形寸法:80W×159H×182Dmm ●質量:0.9kg
≪SC-A7000 フロントスピーカー≫
●形式:2ウェイ3スピーカー 密閉型、P.P.D.D.方式、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:8cmコーン形ウーファー×2 、2.5cmバランスドーム形トゥイーター×1 ●最大許容入力:30W(EIAJ)、80W(PEAK) ●入力インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:120Hz〜20kHz ●クロスオーバー周波数:9kHz ●外形寸法:88W×250H×118Dmm ●質量:1.6kg(1台)
≪SC-C70 センタースピーカー≫
●形式:2ウェイ3スピーカー 密閉型、P.P.D.D.方式、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:8cmコーン形ウーファー×2 、2.5cmバランスドーム形トゥイーター×1 ●最大許容入力:30W(EIAJ)、80W(PEAK) ●入力インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:120Hz〜20kHz ●クロスオーバー周波数:9kHz ●外形寸法:250W×88H×118Dmm ●質量:1.6kg
≪SC-A700 サラウンドスピーカー≫
●形式:2ウェイ2スピーカー 密閉型、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:8cmコーン形ウーファー×1 、2.5cmバランスドーム形トゥイーター×1 ●最大許容入力:30W(EIAJ)、80W(PEAK) ●入力インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:120Hz〜20kHz ●クロスオーバー周波数:8kHz ●外形寸法:88W×160H×118Dmm ●質量:1.0kg(1台)
≪DSW-70 スーパーウーファー≫
●形式:バスレフ型、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:16cmコーン形ウーファー×1 ●最大出力:60W(EIAJ)、120W(PEAK) ●再生周波数帯域:30Hz〜240Hz ●外形寸法:135W×420H×304Dmm ●質量:5.5kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
アンプ内蔵レシーバー部にワイヤレス伝送するユニークなシステム
DVDプレーヤー以外すべてワンパッケージ化した、5.1chのコンプリート型のシアターシステム。他機と大きく異なるのは、フロント2ch、センター、サブウーファーの計4ch分のアンプを内蔵したAVサラウンドアンプと、リア用の2chアンプ内蔵のデジタルワイヤレスレシーバーを組み合わせることによるワイヤレスシステム化を実現している点だ。一般家庭内においてサラウンド用スピーカーを設置するのは難しく、しかもケーブルが床を這っているのは転倒の危険もあるし、美しくもない。しかし本機であればスッキリとセットアップできる。
サブウーファーがパッシブ型であり、またクロスオーバー周波数も余り低くないようなので、部屋前方の中央にセットした方がよい結果が得られるだろう。また、部屋の広さに応じた5つのパターンから最適なモードを選ぶだけで、最適な視聴環境が構築できるという、クイックセットアップ機能も便利だ。小口径ウーファーを搭載した小型スピーカーで構成されているため輻射面積が小さく、シャープな音像定位と広がりのある音場空間を得られた。小口径ユニットらしい反応のよさもある。
『HERO』の矢が放たれるシーンでは、空気を切り裂くような音にスピード感があり、その方向性も正確に再現された。特に、周波数レンジは広くないが、クセのないナチュラルなサウンドを聴かせる。サブウーファーに強調感がないのも好ましい。広大なダイナミックレンジを有するマーラー「マーラー交響曲 第5番/アルミンク=新日本フィル」の合奏部の再生では、幾分辛そうに感じられた。しかし、システムの価格や規模、ハンドリングのよさが、それを補っているようだ。
リア用スピーカーまで、センターユニットからケーブルを這わせなくてもよいという、ワイヤレス化されたシステムという点が特筆。また、各コンポーネントも、コンパクトでセッティング性に優れるのもポイントが高い。サラウンドモードは6種類を用意。「ジャズクラブ」「モノムービー」「ロックアリーナ」など、個性的なものもあるS映像やコンポジット映像の出力端子も搭載。映像機器のセレクターとしても使用可能だ。
text:小林貢