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PDP-A503HD

PIONEER
PDP-A503HD

¥1,280,000(税抜)

発売:2002年11月14日
このモデルは生産を完了しています
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パネルの潜在能力を引き出したアドバンスドモデル

メディアレシーバーはコンパクトになり縦置きも可能。リモコンも使いやすくなり、メインとサブの2種が付属する

【SPEC】 <ディスプレイ本体部> ●画面サイズ:50V型 ●アスペクト比:16対9 ●画素数:1280×768 ●外形寸法:1218W×714H×98Dmm ●質量:38.9kg <メディアレシーバー部> ●内蔵チューナー:VHF/UHF、BSデジタル、 110度CSデジタル、CATV ●入出力端子:HF/UHF/CATV×1、BS・110度 CS×1、S映像×4、コンポーネント×1、D4×2、ミニD-sub15×1、モニター×1、BSデジタル音声(光)×2、BSデジタル出力×1、i.LINK(TS)×2、電話回線端子×1他 ●外形寸法:420W×98H×253Dmm ●質量:5.8kg <スピーカー部> ●外形寸法:74W×714H×101Dmm ●質量:1.7kg <総合> ●消費電力:385W

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

RGBCMYの6色を個別に色相補正可能

人気のプラズマテレビ「ピュアビジョン」に、画質改善技術を新たに盛り込んだ『アドバンスドモデル』が追加された。

今回の改善は、パネル本体ではなく、チューナーや映像回路を内蔵するメディアレシーバー側に導入された。独自構造のパネルがそなえる基本性能をさらに引き出すことが狙いである。

新たな機能のなかで最も注目すべきは、RGBとCMY、計6色について、他の色に影響を与えることなく色相を補正できる「カラーマネージメント機能」である。この機能を利用すると、赤の成分だけ、緑の成分だけといった具合に独立して色合いを変えられ、好みに応じてきめ細かい色調整ができる。パイオニアのプラズマテレビは中間色の美しさにも定評があるが、従来モデルから継承している「ピュアカラーフィルター」との組み合わせにより、本機が再現する色の純度と多様性がさらに向上することが期待できる。

DVDや地上波放送など、NTSC信号については、新たに巡回型の「デジタルノイズリダクション」が利用できるようになった。また、地上波チューナーには新たに「ゴーストリダクション機能」を積むことによって、受信性能を高めている。

メディアレシーバーも、奥行き方向のサイズを縮小してかなりコンパクトになった。あわせて縦置き設置にも対応し、省スペース性を高めている。リモコンも従来機に比べて使いやすく改良されている。

映画モードでDVDを視聴した。デフォルトの画質設定が若干変更されているためか、発色が従来以上に豊かになった印象があるが、それ以上に大きな変化は、ノイズが劇的に減っていることである。「カラーマネージメント機能」は、「恋におちたシェイクスピア」など、やや肌の赤みの強さが気になるシーンで使うと抜群の効果を発揮する。緑や青の成分は影響を受けないので、鮮やかな色調を保ったまま、肌の赤みだけを僅かに抑えて、自然な色調を得ることができた。地上波の受信画像は、「ゴーストリダクション機能」の効果が鮮明に現れた。複数の改善技術の効果が重なり、総合的な画質は大きく向上している。

(text:山之内正)