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PIONEER
PDP-433HD-U
\OPEN(予想実売価格1,100,000円前後)
発売:2001年12月上旬
このモデルは生産を完了しています
ホームユースに最適な映像再現力
SPをパネル下部に配した省スペース機
28型ブラウン管TVのスペースでお部屋のコーナー置きを実現する、アンダースピーカータイプ
【SPEC】●ディスプレイ部外形寸法:1070W×630H×98Dmm ●メディアレシーバー部外形寸法:420W×98H×342Dmm ●ディスプレイ質量:31.5kg ●消費電力:344W(システムトータル) ●リモコン待機時消費電力:1.1W(BS固定「切」時)
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
設置しやすいサイズに高画質を詰め込んだ
明るさ、コントラスト、階調再現力を揃って改善した第三世代のパネルを積むモデル。50型同様、完成度は非常に高く、ホームユースに最適な映像再現力を身に付けている。
43型というサイズは日本の住宅、特にリビングルームに最適な大きさで、設置しやすく扱いやすい。いま使っているテレビを無理なく置き換られて、しかもスペースファクター抜群なので空間に余裕が生まれる。テレビを変えるだけで、生活スタイルにも余裕が生まれるわけだ。
パイオニアの43型は、スピーカーをパネル下部に配した「-U」と、50型と同様サイドに配した「-S」の2モデルが用意されている。
特筆すべきは、このサイズで1024×768画素というハイビジョングレードの緻密さを実現していることだろう。しかも、50型同様、ディープワッフル構造リブを採用しているので、明るさとコントラストも際立っている。暗部のなめらかな再現を特に意識した、階調表現の豊かさも注目に値する。映画を映画らしく見せる、実力派のプラズマディスプレイである。
DVD『ハワーズ・エンド』を本機で視聴した。ため息が出るほど陰影と色彩の豊かさに満ちた作品だ。人物と自然はもちろん、あらゆる場面にそれとなく登場する家具、食器類、壁紙などが、英国人の嗜好を伝えて見事。ここまで微妙な色合いを再現し、暗い森のなかの青白い光を再現するプラズマディスプレイは、これまで見たことがなかった。
BSデジタル放送のハイビジョン番組は、緻密で透明感が高く、さすがに高解像度パネルの強みを感じさせた。画面の隅々まできめ細かさが均一で、輪郭は素直でわざとらしさがない。
(text:山之内正)