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PIONEER
DV-696AV
¥OPEN(予想実売価格20,000円前後)
ビジュアルグランプリ2006 SUMMER ≪DVDプレーヤー(普及タイプ)部門≫受賞モデル
【SPEC】
●再生可能メディア:DVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、DVD-R/RW、DVD-R DL、DVD+R/RW、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RW ●S/N:115dB ●ダイナミックレンジ:100dB ●全高調波歪率:0.0025% ●出力端子:HDMI×1、コンポーネント映像×1、D端子×1、S端子×1、光デジタル端子×1、同軸デジタル端子×1、アナログマルチch音声 ●消費電力:8W ●外形寸法:420W×49.5H×215.5Dmm ●質量:1.8kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
成熟期に入ったDVDプレーヤー市場を牽引するスリムなエントリーモデルだが、中でもパイオニアの頑張りが目立つ。この春登場するのがDV-696AV/490V/393の3モデルだ。いずれも画質・音質に注力しつつ求めやすい価格に抑えた魅力機揃い。
中でも、実質DV-585Aの後継となる696AVは、DVDオーディオやSACDにも完全対応するユニバーサルモデルだ。うれしいのはHDMI端子の装備だ。DVDやDVDオーディオならばHDMIケーブル1本で音声、映像ともデジタルで送出でき、SACDソースは5.1chアウトから出力できる。音声 DACは、本機のみ192kHz/24ビット対応となっているのが差別化のポイント。
またプレーヤー側の操作で、DVDの480pから 720pや1080iへ、解像度切り替えができるのも魅力的だ。そのほかデジタル放送のコピーワンスを録画したDVD-RWや2層のDVD-Rディスクに録画したコンテンツも見られる。DivXの多機能バージョンであるDivX Ultraで記録されたCD-R/RWも再生OKだ。
映画ソースの視聴では、コントラストの明快なすっきりとした画調が好印象だ。ていねいにノイズを抑え、ローコスト機にありがちなつっぱり感のない滑らかなトーンにまとめている。輪郭がきれいだから奥行感が素直だし、中間色を含めた発色感もがなかなか良好だ。「Mr.&Mrs.Smith」はキレ味があってスピード感のあるDTSサラウンドとのマッチングが上々。骨格の太さがもう少し欲しいけれど、雷鳴や雨の包囲するエフェクトなどが生々しく、映像・音声ともクラスを越えたクオリティだ。売れスジの記録を更新するのはまちがいない。
また下位の2モデルはDVDオーディオ、SACDには対応しないが、音楽ジャンルにあわせた7タイプのイコライザー機能を有し、DiVX再生ができてなおかつDV-490VはHDMI端子も装備する。DV-393は「DVDプレーヤー簡単ガイド」機能が重宝だ。 (林正儀)
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