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PDP-507HX

PIONEER
PDP-507HX (PUREVISION)

¥571,429(税抜)

発売:2006年6月上旬
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ビジュアルグランプリ2006 SUMMER ≪金賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 ≪金賞≫受賞モデル

【SPEC】
●画面サイズ:50V型 ●画素数:1365(水平)×768(垂直) ●内蔵チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ ●映像入力端子:HDMI2系統、ミニD-SUB15ピン1系統、ビデオ3系統、S2端子3系統、D4端子3系統 ●その他端子:デジタル放送出力1系統、ヘッドホン出力1系統、光デジタル出力1系統、ビデオコントローラー端子1系統、i.Link2系統、LAN端子1系統、電話回線1系統、コントロール端子入力1系統/出力1系統、USB入力端子1系統 ●外形寸法:1224W×795H×115Dmm(スピーカー取り付け時) ●質量:37.4kg(ディスプレイ本体部、スピーカー部、金具の計)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

プラズマ一筋で健闘するパイオニアの第7世代モデル。パネルは「新P.U.R.E.BlackPanel」。パネル前面のフィルターガラスを廃し、発色やコントラストを改善する技術は健在だ。ノイズリダクションも進化した。入力端子にはもちろんHDMIを装備。

フラットパネルテレビを現代のスタンダードに押し上げたのは、プラズマテレビの偉大な功績である。プラズマには液晶にないよさがあり、製品群は皆健闘している。プラズマのよさは画質である。動画特性、輝度階調、発色はプラズマのほうが有利。明らかに負けているのは画素数だが、50インチ以下でフルHD云々をいうのはナンセンスだと思う。

本機の画質はプラズマに対する筆者の思いを具現化するものである。抜けのよさと力強く瑞々しい発色が素晴らしい。明部と暗部の立体的で繊細な表情は、液晶では観ることができない。黒の締まりのよさはパイオニアのプラズマテレビの特徴。従来はやや単調な印象があったが、本機は黒潰れが気にならない。映画の暗部の情報量は膨大であり、ノイズ感も見事に抑え込まれている。これは液晶を含め、フラットパネルテレビとしてはトップクラスの表現力だろう。プラズマの実力の高さを見せつけられた感がある。

高画質な映画ソフトを再生し、部屋の灯りをグンと落とせば、フィルムの暗部表現の豊かさを十分に堪能できる。もちろんHDとの相性も良好。カラッとした透明感がプラズマの妙味だ。(文/市川二朗)