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Soavo-1

YAMAHA
Soavo-1

¥180,000(税抜)

発売:2006年9月下旬
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価格は1本

ビジュアルグランプリ2008 ≪ホームシアター大賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 ≪スピーカーシステム(高級タイプ)部門≫受賞モデル

オーディオ銘機賞2007 ≪銅賞≫受賞モデル

【SPEC】●型式:3ウェイ・バスレフ型 ●ユニット:16cm A-PMDウーファー×2、13cm A-PMDミッドレンジ×1、3cmアルミマグネシウム・ドームトゥイーター×1 ●再生周波数帯域:35Hz〜50kHz ●インピーダンス:6Ω ●定格許容入力:50W ●最大許容入力:200W ●出力音圧レベル:89dB ●外形寸法:349W×1,050H×487Dmm ●質量:27kg ●本体カラー:ナチュラルバーチ(MN)、ブラウンバーチ(MB)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

音楽再生に非常にこだわったヤマハ新スピーカーシステム

「Soavo」シリーズは、ヤマハが本格的な音楽再生のためのスピーカーとして投入する大規模なプロジェクトだ。楽器メーカーとしてのノウハウを活かしたサウンド、喜多俊之氏を起用した優美で理知的なプロポーションにはこだわりを感じさせる。第一弾は3ウェイ4スピーカーの堂々たるトールボーイだ。深い奥行きを持つエンクロージャーは、どの方向にも平行面のないフォルムを形成するが、リジッドさと適度な響きを残した設計が見事だ。ユニットは最新技術が数多く盛り込まれている。アルミマグネシウムのトゥイーターに、A-PMD振動板と高剛性ダイキャストフレーム等を組み合わせた13cm口径のミッドレンジ。低域をサポートするのが、同じくA-PMD振動板による16cmのダブルウーファーだ。内部はバーチカルラダーやスラントパーテーションといった綿密な補強、チューニングが施されている。

少し部屋の響きに敏感なようだが、本質的には音楽性をもったハイスピード、ワイドレンジ設計という印象。濁らず澄んだ響きを持っている。S/Nの良さを伺わせる彫りの深い音場の立体感や、タイトで躍動感たっぷりな低域再現とのバランスが実に良い。女性ボーカルは声の輪郭をきちっととらえ、発声や呼吸のニュアンスがリアルだ。妙にチャーミーになることもなく、素直にすっきりと抜け出してくるし、音像定位もシャープだ。映画はさすがにダブルウーファーの威力を感じる。軽快で分解能が高いタイトでディープな低音が『オペラ座の怪人』のSEを豊富な音数で楽しませてくれた。

(text.林正儀)