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SONY
KDL-40S2500
(BRAVIA)
¥OPEN(予想実売価格350,000円前後
液晶テレビ“BRAVIA”シリーズの“S2500”シリーズ
【SPEC】●画面サイズ:40V型 ●パネル解像度:1,366×768 ●輝度:450cd/m2 ●視野角:上下左右178度 ●コントラスト比:1,300対1 ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログ ●入出力端子:HDMI入力1、D4入力2、S2入力2、ビデオ入力3、D-Sub15ピン入力1、デジタル放送/ビデオ出力端子1、光デジタル音声出力1ほか ●消費電力:192W ●外形寸法(スタンド含む):988W×716H×266Dmm ●質量(スタンド含む):26.0kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
本機はブラビアのベーシックなS2500シリーズの40V型モデル。1366×768画素、ワイドXGAグレードのソニーパネルを搭載し、広色域のバックライトシステム・ライブカラークリエーションやブラビアエンジンを踏襲する求めやすい高画質が魅力だ。ライブカラークリエーションは、色を濁らせるサブピークを抑え、RGBの発色を促す技術。ブラビアエンジンはカラープロセッサーやMPEG-NR、ディテールエンハンサーまで導入した統合画質エンジンで、まさに車の両輪といえるもの。
第一印象はビビッドな発色だ。深紅の赤や萌えるような緑は、ひと目でブラビアとわかるほど。カラー純度は確かに高いのだが、鮮やか過ぎるという印象もある。画質モードはダイナミックとスタンダード、カスタムの3つ。放送ソースやDVDなど、大半は明るくハリのあるスタンダードモードでカバーできよう。スポーツはスピード感や色ギレのよさはあるのだが、白をトバしぎみだ。残像はさほど気にならない。フルHDモデルの濡れたような緻密さには至らないが、放送ソースのクオリティ、BD録画などをチェックしても、ハイビジョンらしい鮮度や解像度感を味わえる。DVDの映画は、フィルム的な滑らかさや緻密さよりも、黒をぎゅっとしめたコントラスト志向。メリハリ感を楽しませる印象だ。
(林正儀/「AVレビュー(2006年12月号)」より転載)