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PIONEER
HTZ-363DV
(スマートシアター)
¥OPEN(予想実売価格49,800円前後)
独自フロントサラウンド技術を搭載したホームシアターシステム
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
5.1chサラウンドシステム「スマートシアターシリーズ」の新製品。上位機「565DV」はワイヤレスリア・スピーカーを採用するが、こちらはワイヤード。しかし、リアスピーカーをフロントスピーカーに重ねて置きDSP技術で操作することで、サラウンド空間を実現する「フロントサラウンド・アドバンス」の搭載で、リア設置の問題に対応。他、USBメモリー上の圧縮音声やJPEG画像の再生(圧縮音声補正「サウンドレトリバー」も搭載)、同社プラズマテレビとの連動(入力切り替え・音量操作)も可能である。
今回は通常の5.1ch配置で試聴。セッティングにはお馴染みの自動音場補正「MCACC」を利用した。「キル・ビル」のゴーゴー夕張が振り回す鉄球の効果音で、金属的な鋭さや響き、回転のサラウンド感が押し出されるのが印象的。やや強調気味ではあるが、作品自体のデフォルメ感とマッチするので違和感はない。ステレオ音楽再生時もSWが効き、低域が不足しないのもよい。(文/高橋 敦)