製品情報
DENON
AVC-1508
¥56,000(税抜)
HDMI 1.3a搭載のエントリーAVアンプ
ビジュアルグランプリ2008 ≪AVアンプ(普及タイプ/15万円未満)部門≫受賞モデル
【SPEC】●実用最大出力:フロント…135W+135W、センター…135W、サラウンド…135W+135W、サラウンドバック…135W+135W(6Ω) ●オーディオ入力:ステレオRCA8系統、8ch外部入力1、光デジタル2、同軸デジタル2 ●オーディオ出力:プリアウト1ch、レックアウト2 ●映像入力:HDMI端子2、D5端子3、ビデオ3、Sビデオ3 ●映像出力:HDMI端子1、D5端子1、ビデオ2、Sビデオ2 ●その他端子:ドックコントロール端子1 ●外形寸法:434W×171H×383Dmm
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
手軽にオーディオもビジュアルも楽しめるハイCPアンプ
デノンのAVアンプではAVC-3808/2808より上のクラスのHDオーディオのデコーダー搭載機に注目が集まっているが、エントリーユーザーむけの新製品にも注目作が登場した。このAVC-1508は、6万円を切るお手頃プライスで、バージョン 1.3aのHDMIを入力2系統/出力1系統装備。これによってディープカラーやx.v.YCC、またBDプレーヤーからの1080p/36ビットのフル HD信号を扱うことができる。安心して高品位映像信号のセレクター役をまかせられるわけだ。なおD映像入力も3系統を装備する。
音声デコーダーは最新の32ビットフローティングポイント型だが、さらにデノン得意の最短シグナルパスやダイレクトメカニカルグランドなどのノウハウを導入し、音の磨き込みに余念がない。8chのアナログ入力があるので、将来的な高品位次世代プレーヤーのマルチチャンネル再生にも対応している。
機能ではマイクを差し込むだけでスタンバイになるオートセットアップ(オデッセイマルチEQ)や、フロントの3つのボタンで設定した状態を即呼びだせるクイックセットアップなどが重宝する。
本体の重量はかなり重く、11.3キロだ。これは75W/chの定格出力と思えない、ぐっと手ごたえのある音調がうれしい。低域のノビや構築がしっかりとし、廉価アンプにありがちなふらつき感が皆無。ダイレクトモードで聴く音楽CDはボーカルのくっきりとしたヌケ出し方や、録音の鮮度を実感させるS/Nのよさ。遠近のコントラスト感も上々で、クラスを越えた再現力だ。サラウンドは映画、音楽ソースとも分離と広がりがきれいで、シームレスにつながってくれた。「オペラ座の怪人」の広々としたステージ感や、重厚なエフェクトなども好印象。本機経由でみたハイビジョン映像は、これまた鮮明でヌケがよい。フル HDらしい緻密さがあり色調もなかなか豊富だ。手軽にオーディオもビジュアルも楽しめるハイCPアンプである。
(text:林正儀)
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