製品情報
TOP > テレビ/ディスプレイ > プラズマテレビ/ディスプレイ
HITACHI
P50-H01
(Wooo)
¥OPEN(予想実売価格370,000円前後)
「H01」シリーズの新モデル50V型プラズマテレビ
【SPEC】●画面サイズ:50V型 ●画素数:1,280×1,080 ●受信チャンネル:VFH、UHF、CATV、BSデジタル、110度CSデジタル、地上デジタル(CATVパススルー対応) ●輝度:1,300カンデラ ●コントラスト:10,000対1 ●接続端子:ビデオ入力3、S2ビデオ入力2、D4入力2、HDMI入力2、モニター出力1、ヘッドホン出力1、光デジタル音声出力1、電話回線1、LAN端子1 ●消費電力:438W ●外形寸法:1,240W×836H×125Dmm ●質量:40.7kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
高輝度を誇るパネルの個性を引き出す元気な画質
自社開発のプラズマパネルを使った日立Woooの最新機種。日立Woooには既にフルHDパネル搭載の製品も発売されているが、今回紹介するP50-H01は1280×1080ドットの「1080 ALISパネル」を採用。上位モデルで展開している内蔵HDD、iVDR-Sを使った録画機能は省かれ、本製品はシンプル路線を追求した製品として位置づけられている。
「スタンダードモード」で視聴したところ、赤と青の鮮烈な色が乗っており、高輝度1500cd/m2のスペックを誇るパネルの個性を引き出した元気のいい画質であった。明るい方向に強いALISパネルによってもたらされたコントラスト比10000対1の力強さは、青空の広がるような屋外の映像のヌケの良さに抜群の力がある。画全体としては奥行き感がやや甘く感じられた。明るい視聴環境向けのため、色温度が高く、ビデオソース視聴用に活用するなら色温度を「低」に変えて落ち着かせるのが良いだろう。それから、「色の濃さ」を下げるとパネルの個性を残したまま、質感重視の映像になる。
映画の視聴を意識した「シネマティック」の設定も本機のチューニングは全体的に映像を明るく持ち上げているようで、明るいリビングで視聴する際にも暗部の情報を持ち上げて全体をまとめている。調光のできる視聴環境で楽しむ際には、「明るさ」、「色の濃さ」を落とすのがポイント。出荷時の設定は明るいリビング向けと考えられるため、照明とのバランスを確認しながら調整すると良い。(折原一也/「AVレビュー」2007年10月号より転載)