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VICTOR
LT-32LC205
(EXE)
¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)
倍速パネル搭載の液晶“EXE”スタンダードHDモデル
ビジュアルグランプリ2008 ≪液晶テレビ(32V型/HDタイプ)部門≫受賞モデル
【SPEC】●画面サイズ:32V型 ●表示画素数:1366×768ドット ●受信チャンネル:VHF、UHF、CATV、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル ●入出力端子:HDMI×3、D4入力×1、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×3、LAN端子×1、光デジタル音声出力×1 ほか ●消費電力:169W ●外形寸法:800W×592H×244Dmm(スタンド含む) ●質量:14.8kg(スタンド含む)
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
フルHD倍速ドライバー搭載205シリーズ32V型
フルHD倍速パネル搭載LH805の下位機に当たる本機は、120Hz倍速駆動対応のワイドXGA(1,366×768)パネルを搭載した32V型モデル。120Hz倍速の先駆者である同社だけに、本機でも率先して搭載に踏み切った。映像エンジンは「倍速GENESSA」。CPUの処理能力を飛躍的に向上させ、画像の特徴検出精度をアップ。また、シーン連動バックライト制御を行い、暗部の黒を引き締めながら最適なコントラストで立体感ある映像を再現。
パネルはVA方式で、正面コントラストが非常に優れる。仕様面はHDMI端子を3系統用意するなど、リビング用テレビとしての機能に不足感はない。
フルHDではないハンディは放送ソースではあまり感じることはなく、十分にハイビジョンの雰囲気を再現する能力を備える。リビングテレビ用として画づくりした印象が強く、少しマニアックに振ったシアターウォームモードも明るめで、ダイナミック傾向にまとまるのが特徴だ。これはある程度、明るい照明下での視聴を想定したもの。音の良さは上位モデルを引き継ぐ秀作品である。Maxx Audioを採用し、ワンランク上の高音質再生を行う。薄型テレビの弱点である「音」を見事にカバーしている。
「PLAYSTATION3」との組み合わせは非常に良好。BDフィルムソースでは情報量も放送ソースよりも多く表現することを実感。ソフトフォーカスな画づくりは継承している。ハイビジョンソースがリアルに表示でき、このサイズであればフルHD画素でなくても十分楽しめる。
パイオニアのBDプレーヤー「BDP-LX80」との組み合わせでも確認した。フィルムソースはPS3の時よりノイズ感が収まり、非常に見やすい傾向になる。あっさりと限界の情報量を引き出さず、S/N重視に振るプレーヤーの画づくりが効果を発揮したようだ。画質はPS3の時と少し変化を見せ、さらに明るくダイナミックな画質になる。それでも色は浅めにならずどちらかというとこってりさせた色合いで、色の濃さで粘っこさが出てくる。
(text:村瀬孝也)