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AVC-1880

DENON
AVC-1880

¥75,000(税抜)

発売:2003年7月
このモデルは生産を完了しています
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エントリークラスのハイコストパフォーマンスなAVアンプ

ビジュアルグランプリ2004 ≪AVアンプ部門≫受賞モデル

【SPEC】<パワーアンプ部>●実用最大出力(6Ω、EIAJ):フロント:150W+150W、センター:150W、サラウンド:150W+150W、サラウンドバック:150W ●SN比:100dB(TONE DEFEAT ON時)<総合>●電源:AC100V・50/60Hz ●消費電力:235W(スタンバイ時1W以下) ●外形寸法:434W×171H×417Dmm(フット、ツマミ、端子含む)●質量:11.9kg ●問い合わせ先:(株)デノン TEL/03-3837-8919

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

上級クラスの技術投入により音質の向上と多機能化を実現

今年は、7万円前後のAVアンプに強力な製品がひしめいている。分類としてはエントリークラスだが、中級機のノウハウを忠実に受け継ぐことで、基本性能を高めるという姿勢が目立つ。デノンはこのクラスでも高いシェアを誇っており、本機の前身であるAVC-1870も健闘していた。本機はそのAVC-1870をさらにブラッシュアップし、出力の向上など音質面でのグレードアップと、オンスクリーンディスプレイ、ビデオ信号変換回路など、使い勝手を向上させる機能を新たに追加したモデルである。

CDは清涼感と透明感のあるサウンドで、トゥッティも従来以上に力を感じさせる。情報量はこのクラスとしては水準が高く、気配や弱音時の雰囲気もしっかり描き出してきた。ピアノはやや無機的な気配があるが、スピード感と動きの明瞭さが爽快。ローエンドのエネルギーはやや薄いが、存在感はあり、輝きが消えてしまうことはない。上位モデルに通じる、力強さと繊細感を兼ね備えた音は健在。今回のグレードアップで、スケール感と音の広がりが出てきて、全体に余裕が増している。音質もそうだが、対応サラウンドフォーマットの充実ぶりや映像関連機能の多彩さを考えると、もはや本機をエントリーモデルと呼ぶのはふさわしくないかもしれない。ステレオ再生アンプとしての基本性能も、確実に進化している。

(text:山之内 正)