製品情報

製品データベース

TOP > AVアンプ > AVアンプ

AVR-1911

DENON
AVR-1911

¥80,000(税抜)

発売:2010年6月中旬
AMAZONで検索

3D映像のパススルー出力に対応したAVアンプ

【SPEC】●定格出力:90W×7ch(8Ω) ●実用最大出力:140W×7ch(6Ω) ●消費電力:460W ●外形寸法:434W×171H×381Dmm ●質量:10.2kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

3D対応も実現した充実の7.1chエントリーモデル

デノンが今夏に投入したHDMI Ver.1.4a搭載、3Dパススルー対応AVアンプの3モデル。本機はその中でミドルレンジの価格帯に位置づけられるモデルだ。他のモデルと並べてみると本機はラインナップ中で、7.1ch対応サラウンドアンプのベーシックモデルに位置付けられるだろう。ネットワーク再生までは含まれないが、十分な機能を持ち、基礎体力に優れるハイC/Pモデルである。では本機の特長を見ていこう。

シャーシ構造やパーツ配置の工夫で振動を効果的に抑えて逃がす「ダイレクト・メカニカル・グラウンド」。信号の引き回しを最短にして信号の劣化を最小限にする「ミニマムシグナルパスサーキット」と、同社アンプの哲学は本機でも不変だ。パワー段は厳選されたパーツによるディスクリート構成。パッケージ化されたパワーチップにも相応の利点はあるにせよ、音を練り上げるにはディスクリート構成がやはり有利との判断だろう。

機能・仕様面では冒頭に述べた通り、HDMI Ver.1.4a端子と3D映像のパススルー出力対応が、本機を含む新モデルの大きなポイントだ。導入してすぐに3Dは必要ないという場合でも、今後を考えると必須の仕様だ。またドルビープロロジックIIzに対応しており、フロントハイトスピーカーを増設すれば、高さ方向の音場をより豊かに再現できる。

またUSB端子の搭載、iPodデジタル接続への対応は、音楽ファンへのアピールになるだろう。本機の側のオンスクリーンディスプレイでの操作は、日本語表示に対応していないが、手元のiPod側での操作にも切り替えることができるので、通常はそちらを利用すれば問題ない。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」の冒頭、プラグ(コクピット)を満たす溶液を水泡が弾ける場面。抵抗や粘りを感じさせる“ゴボォ”という音が、空気感ならぬ液体感を演出し、世界観をぱっと提示してくる。

各種のアラームやアナウンス、スイッチの作動音などがプラグ内=リスニング位置に途切れなく流し込まれてくる場面でも、それらのサウンドをひとつひとつクリアに描写。情報量の多い場面への対応力も十分だ。サラウンドを活かした効果音も、スピーカー間のつなぎ目を感じさせず、シュッとスピード感がある。音色としては軟調傾向だが、鈍った柔らかさではない。台詞の描写もやや軟調で滑らかだが、場面や物語の緊迫感を削ぐような、骨抜きの柔らかさではない。

iPodをデジタル接続し、2ch音楽ソース再生もチェック。シンバルは明るめだが、眩しい明るさではなく、ふわっと広がる明るさ。柔らかくほぐれた音色だ。ベースの重さや響きはほどほどだが、弾む感触の描写で心地よい。ロックドラムのタム回しの抜けや太さなども、下位モデルよりも向上していると感じた。最大出力の余裕などが現れているのかもしれない。

全体的な音質の傾向としては、ある程度の個性は出しつつも基本に堅実な印象。純粋に高音質かつ手頃な価格のサラウンドアンプを求める方にとっては、良い選択肢になるだろう。

(text:高橋敦)

お取り扱い店一覧

上記製品の販売価格などを販売店よりお知らせいたします。お問い合わせはこちらからどうぞ。

お問い合わせの内容を下記からお選び下さい
連絡したい販売店を下記からお選び下さい
  • このショップの最新お買い得情報
ご質問などがございましたらご記入下さい

(例:同価格帯のおすすめ商品、この製品との組み合わせに最適なモデル、カラーバリエーションの在庫有無など)

お名前、メールアドレス等をご記入ください
お名前
都道府県
メールアドレス
ご注意
  • お問い合わせ内容を詳しくご記入いただくと、お店からスムーズに回答が寄せられます。また、ケーブルなどは長さや本数もご記入ください。
  • お問い合わせ内容は、ご依頼のあった販売店にのみ送信されます。ファイル・ウェブおよび音元出版では、「店舗から連絡が無い」等の事故に対する責任は負いかねます。
  • ご質問の内容、またお店の営業状況によっては、回答が遅れる場合もございます。ご了承ください。