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DLA-X30
¥OPEN(予想実売価格398,000円前後)
発売:2011年11月下旬
フレームシーケンシャルの3D映像表示に対応したD-ILAプロジェクター
【SPEC】●表示デバイス:フルハイビジョン対応D-ILA デバイス ●パネルサイズ:フルHD 0.7インチ×3(16:9) ●表示解像度:1920×1080 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ ●レンズシフト:上下80%、左右34% ●光源ランプ:220W超高圧水銀ランプ ●輝度:1,300lm ●コントラスト:50,000対1 ●ビデオ入力端子:HDMI×2、コンポーネント1、トリガー端子、RS-232C、LAN端子、リモート端子、3Dシンクロ ●騒音レベル:20dB(ランプ標準モード時) ●消費電力:330W(スタンバイ時0.8W) ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:14.9kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
上位機を超える明るさを実現し、3D/2D映像も高精細に見せる
明るい3D画質をめざし、JVCが投入した入門グレードのD-ILAプロジェクター。本機はDLA-X3の後継機にあたるモデルで、同時に発売されるDLA-X90R、DLA-X70Rの兄弟機としてラインナップする。上位モデルでは独自技術の「e−shift」による4K2K映像の投写機能が実現されているが、本機はスタンダードなフルHD解像度のモデル。しかしながら、1,300ルーメンの輝度パワーは上位機をも凌ぎ、X3比では1.7倍に達するめざましい進化だ。ネイティブ5万対1の高コントラストも備える。
実売40万円をきるエントリー価格ながら、ボディや表示デバイス、基本の光学系などは上位機と共通で、2倍電動ズーム・フォーカスレンズや、ワンタッチでビスタやシネスコにズーム比率を変更できるレンズメモリーの機能も備えている。面一括書き込み方式の優位さを活かした、鮮明でクロストークの少ない3D映像の再生を実現しており、クロストークキャンセラー、視差調整といった3D視聴時のアレンジ機能も充実している。3Dメガネは軽くコンパクトで、USB充電に対応する「PK-AG2」も発売される。
JVCは早い時期から入門モデルの3D化を進めてきたが、このX30でも一歩リードしたという感じだ。3Dの映像はX90R、X70Rと比べてもさらに明るい。「ナルニア国物語3」や「塔の上のラプンツェエル」の、映像の印象がクッキリと鮮やかに映る。海や空の爽やかなピーク感やアニメ作品らしいみずみずしい色調など、わくわくさせる3D画質だ。クロストークも目立たず遠近感がとてもナチュラル。めがねのかけ心地がよく、視覚に優しいのも好ましい点だろう。2D−3D変換も業務用機器のノウハウを入れた巧みさが光る。変換された3D映像も、光量感のある力強い立体映像である。
2DのBD作品では、この明るさとネイティブコントラストのパワーがあらゆる場面で効いてくる。すみずみまで光がまわり、シャープでぬけのよい鮮明映像という印象だ。暗部の重厚さやねっとりとした感触はX90R、X70Rに譲るとしても、明部やシャドーの部分まで色のりがよく、フルHDモデルとしての押し出しがよい。レンズメモリーやスクリーン補正モードも重宝で、3D視聴をより身近にしてくれる実力派モデルだ。
(text:林正儀)
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