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DVD-1400

DENON
DVD-1400

¥66,000(税抜)

発売:2003年7月下旬
このモデルは生産を完了しています
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上位機譲りの高品位な回路機構を搭載

【SPEC】●対応フォーマット:DVD‐VIDEO/AUDIO、スーパーオーディオCD、CD、Video‐CD、MP3、WMA、JPEG(コダックピクチャーCDを含む) ●ビデオD/A コンバーター:10bit/54MHz ●オーディオD/A コンバーター:24bit/192kHz & 1bit/2.822MHz(スーパーオーディオCD) ●デコーダー:ドルビーデジタル、DTS 、MLP、MP3、JPEG ●映像入出力端子:コンポジット×1、S映像×1、D2映像×1 ●オーディオ入出力端子:デジタル出力×2(光1、同軸1)、アナログ音声出力×1、アナログマルチチャンネル音声出力×1 ●電源:100V 50/60Hz ●消費電力:13W ●外形寸法:435W×75H×211Dmm ●質量:2.2kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

スリムなスタイルに凝縮した高CPモデル

ミニコンサイズと呼んでもいいほど小型で、特に奥行きはわずか21cmしかない。これだけコンパクトなのに、ビデオCDやMP3も含めた音楽・映像メディアの大半に対応する。フロントパネルにはWindowsMediaのシールまで貼ってある。D2端子を搭載するプログレッシブ対応機であり、DVDプレーヤーとしての性能もしっかり押さえている。映像回路とディスプレイをオフにするピュアダイレクトモードも搭載し、音声信号との干渉対策も万全だ。

CDはソプラノの音像がやや大きめで、低域も少し太り気味だが、それ以外の点ではバランスがよい。高域が細身にならず、音が痩せないのは美点といえる。ただし、聴感上のS/Nはもう少し確保したい。弱音部分にわずかだが、ざわついた感触が残っている。

SACDのステレオソースも、低域はやはり輪郭が少し甘いのが残念。ベースやドラムスは量感があるものの、音像が収束しにくい印象があるのだ。音場は自然に広がり、楽器の位置関係、ステージの深さがよく見える。ただし、全体に前方に向かって音場が展開する印象で、スピーカー後方の遠近感は少し浅めになる。オーケストラは低弦の分解能が出てくれば情報量のバランスがとれるのだが、あと一歩のところで踏みとどまっている。

マルチチャンネル音源は、SACDよりもDVDオーディオの質感が高い。「ワルキューレ」は抜けのよい金管楽器にスピード感があり、音像もこの製品としては引き締まっている。音場の密度も高く、隙間なく音が広がる。

(text:山之内 正)