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YAMAHA
YRS-1200
(POLYPHONY)
¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
収納タイプの引き出しを搭載したシアターラック“POLYPHONY”
【SPEC】 ●入力端子:HDMI×3、アナログ音声×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1、ドック×1 ●出力端子:HDMI×1、コンポジットRCA/メニュー表示用×1、ヘッドホン×1 ●外形寸法:1,200W×475H×445Dmm ●質量:59.5kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
ヤマハのシアターラック“POLYPHONY”シリーズの新モデル「YRS-1200」が登場した。音質の高さに定評があるヒットモデル「YRS-1100」の技術を継承し、新たに外観をリニューアルして登場したデザインバリエーションモデルだ。
まず、YRS-1100と比較してひときわ目を惹く外観の変化を紹介したい。YRS-1200のデザイン上の特徴は、新たに正面にガラス扉を、中央部に引き出しを取り付けた新設計にある。
ラック部が解放タイプとなっていたYRS-1100とは違い、前面にガラス扉が設けられたことでホコリなどの侵入を防止する。さらに引き出し部には、BDソフトなどのディスクを約20枚収納することができて便利だ。本体の色調はアーバンブラウンの落ち着いた色合いを採用し、インテリア性にも配慮した家具調デザインに仕上げている。
内蔵スピーカーの構造は、高音質モデルであるYRS-1100を引き継いでいる。独自の技術で音のビームを壁面反射させて7.1chサラウンドを作り出す「YSPビームスピーカー」を搭載。サブウーファー部は、インビンシブルサブウーファーとしてビルトインし、スピーカー部がラック部の上に独立した形で配置される構造。なおスピーカー部の天板には5mmの強化ガラスを配して、最大50V型までの薄型テレビに対応する強度もしっかり確保している。
音質傾向も、YRS-1100の音質をしっかり継承。実際にサラウンドの映画を試聴してみると、音場として作り出される空間が広大で、実際の部屋の大きさよりも遙かに広い空間が感じられたほどだ。サラウンドの表現力としては、バーチャル技術による知覚特性を利用した空間再現とは違い、背後や後ろ斜め方向のサウンドが、個々の位置を聴き分けられるほど緻密に再現されている。“インビンシブル・サブウーファー”のサウンドもパワフルで、映画らしい唸るような重低音を心地良く聴かせてくれる。
インテリア性も備える家具調のスタイリッシュなデザインと、オーディオメーカーの本格派シアターサウンドを併せ持つ本機。ヤマハのYRS-1200は、一歩上のクラスの系譜として登場した本格派シアターラックの決定版ともいえるだろう。
(text:折原一也)
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