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DENON
DCD-755RE
¥52,000(税抜)
32bit DACやデノンの高音質技術を搭載したエントリークラスのCDプレーヤー
【SPEC】●周波数特性:2Hz〜20kHz ●S/N比:112dB ●ダイナミックレンジ:100dB ●全高調波歪率:0.0025%(1kHz) ●音声出力端子:アナログ音声×1、光デジタル×1、USB×1、ヘッドホン×1 ●その他端子:コントロール×1 ●消費電力:22W ●外形寸法:434W×107H×273Dmm ●質量:4.1kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
32bit DAC搭載など高音質化を実現したエントリーCDプレーヤー
デノンのピュアオーディオコンポーネントの新しいエントリーモデルが、CDプレーヤー「DCD-755RE」である。前モデルのDCD-755SEから3年ぶりのモデルチェンジになる。最大の進化点はAL32 Processingをエントリークラスに初搭載したことである。
デノンのハイファイの基幹技術の一つであるAL32 Processingについてもう一度紹介しておくと、CDに記録されたデジタル信号の量子化数を16bit/32bitに変換し、原音のアナログ波形に近づけて再現する。前世代のDCD-755SEはこれが24bit処理に止まっていた。同時にAL32の効果を最大限活用するために192kHz/32bit DACを使用する。755SEは同様に192kHz/24bit DACだった。DA変換の精度を決定するのがクロックだが、本機の場合DAC直近にクロックを配置する設計を採用し、ジッターの少ないDA変換を実現した。
同社サラウンドアンプ同様、電源回路はデジタルとアナログを分離、加えてCDサーボとUSB用それぞれに独立して電源供給を行い、デジタル電源回路を最適化している。
なお、本機はUSB入力を装備しており、携帯音楽プレーヤーやUSBメモリー内のMP3/WMAファイルの再生に対応する。
本機はCD専用機である。ステレオアンプと組み合わせた場合のアナログ出力の品位が高いことが印象的だ。基本的な音調はSACD再生機能を持つ同社の上位機種に通じるものである。中低域の量感を前面に出しノイズを抑えた見通しのよい透明感豊かな音場に、音の動きのくっきりと鮮明な立体的な音楽造型を描き出す。力強い音質だ。
しかし、新シリーズ“RE”の嚆矢として新境地が伺われる。低域の力強さ、太さ、エネルギー感に特筆すべきものがある一方、音色に色付きがなく素直な魅力がある。高域は過度に欲張らず自然にロールオフしていく印象だが、ピアノの倍音の伸び、澄明さは申し分ない。AL32を採用している効果がはっきり出ていて、ピアノの高域パッセージやトリルに柔らかな響きと自然な輝き感がある。
(text:大橋伸太郎)
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