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DENON
AH-W150
(EXERCISE FREAK)
¥OPEN(予想実売価格15,000円前後)
スポーツタイプの“EXERCISE FREAK”ワイヤレスイヤホン
【SPEC】●再生周波数帯域:5Hz〜25kHz ●感度:102dB ●インピーダンス:16Ω ●最大入力:250mW ●本体質量:23g
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
スポーツ中のリスニングに最適化された心地よいサウンド
デノンが2012年夏の新モデルとして一斉に発表したイヤホン&ヘッドホンの中でも、特に用途に特化した性能を備えているのが“EXERCISE FREAK”シリーズのこのモデルだ。スポーツと音楽の両方を楽しむために、最適な仕様が随所に盛り込まれている。
まずはBluetoothによるワイヤレス接続を採用。身体を動かしてもケーブルが邪魔になることはない。USB充電式で連続駆動は7時間を確保している。
アクティブな印象にカラーリングされた本体は防滴加工。そしてイヤーピースには抗菌加工が施されている。雨や汗にも強い。
イヤーフックとフレキシブルネックバンドを組み合わせた装着スタイルは、ホールドの安定性が高い。激しく動いてもずれることはないだろう。本体の耳周りに接する側に設けられている中空半球形のラバークッションも、装着感のアップに貢献している。
スマートフォンと組み合わせた際の利便性も確保されている。本体にマイクとリモコンボタンを搭載。ボタンは再生・停止と音量の上下、通話の4ボタン。iPhone 4と組み合わせて行ったテストでは、再生ボタンのダブルクリックで曲の順送りスキップ、トリプルクリックで逆戻りスキップも操作できた。
なお本機に向けてiOS/Andorid対応アプリ「Denon Sport」も提供される。このアプリからも音楽再生が行えるほか、スマートフォンのGPS機能、およびウェブサービス「MapMyFitness」と連動。ランニングのルートや距離、速度などを計測、データ管理してくれる。
音質もスポーツ/エクササイズ中の音楽リスニングに最適化された仕上がりだ。高音のスピード感よりも低音のビートを強く押し出し、自然と身体を動かさせる。
ミシェル・ンデゲオチェロが叩き出すクラブ系のエレクトリックベースは最低音までドンと重く沈み、音色も強い。強靭なグルーブが曲を引っ張る。ドラムスもスカンと上に抜けるタイプではなくドスンと下に響く。低重心のリズムだ
エスペランサ・スポルディングのベースも音色が濃く弾力が強い。スタッカートは少し弱いが、スラップの弾け具合は良好。重さ一辺倒のリズムではない。シンバルやビブラフォンの高音は落ち着いた音色。
宇多田ヒカルのボーカルは柔らかく広がり、かなりソフトタッチ。しかし彼女の声にはそれも合う。なかなかの好感触だ。
(text:高橋 敦)