制振機能としてR・レゾネーターを装着したモデル

サエクのトップモデルとなるラインケーブル。新しい制動機能のR・レゾネーターを装着し、バランスシールド構造を採用。特殊撚り70本のハイブリッド導体によるモデル。プラグは完全接線機構で接続ロスを徹底排除する。6NCu、OFCの70芯ハイブリッド構成。ケーブル中間に、制振レゾネーターを装着した設計。プラグは外径13mmのオリジナル高級チャック式。

インパクトは力感に富み、芯の強いダイナミックさと高い解像度。優れたSN比だ。繊細なスペクトラムにも、濁りやにじみが極めて少ない。輪郭が緩まず、精度の高い切れ味、コントラストのある、写実調の代表的な傾向を示す。ダンピングの効いた低音のエネルギー感など、厚手な表現力で整う。下位の1990も同系だが、さらに透明度が高く立体的な彫りの深さがある。

（text：福田雅光）