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DVR-310-S

PIONEER
DVR-310-S

\OPEN(予想実売価格60,000円前後)

発売:2003年8月下旬
このモデルは生産を完了しています
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「ディスク一覧」なら録画状況がひと目でわかる

【SPEC】
●再生可能メディア:DVD-Video、DVD-R、DVD-RW、CD、VCD、CD-R、CD-RW ●録画可能メディア:DVD-R、DVD-RW ●受信チャンネル:VHF 1〜12ch、UHF 13〜62ch、CATV C13〜C63ch ●入力端子:映像/音声 3系統(内前面1系統)、S映像 3系統(内前面1系統) ●出力端子:映像/音声 2系統、S映像 2系統、デジタル音声 光デジタル1系統、D出力端子 D1/D2出力1系統 ●外形寸法:420W×69H×341Dmm ●質量:4.3kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

レコーダー初心者でも安心して使えるかんたん操作

69mmの薄型ボディは上位4モデルと共通だが、こちらはDVR-55の後継となるストレートレコーダー。この入門機にこそ、DVD-RWならではの「かんたん、便利」の新フィーチャーが盛り込まれているのであり、パイオニアの戦略を見るうえで格好のモデルといえそうだ。

一番のエポックは、これまでRAM陣営の専売特許だった「追いかけ再生」が、DVD-RWでもできるよう」になったこと。本機はその一番手となるもので、再生互換の高さとともに強力な武器になるのは間違いない。これが「便利」機能である。もうひつの「かんたん」は、最大30枚までの「ディスク一覧」に、スケジュール表感覚の「かんたん予約」機能。さらに「アドバンスディスクナビ」では、待望の音声付き動画サムネイル機能が加わったことで、タイトル検索やCMカット等の編集作業が格段にスピードアップしたことなどがあげられよう。何でも詰め込むのではなく、テレビ録画に特化した機能の割り切りが潔い。32ステップのマニュアル記録やリニアPCM音声記録は従来どおりだ。再生系ではピュアダイレクト・プログレッシブ回路にDNR、3次元Y/C、D出力も備える。

私が単体レコーダーが好きなのは、HDDの高速回転による煩しさがないことだ。スリムなせいか動きの軽やかさも好印象。チューナー性能は平均レベルだろう。ゴーストリダクションは最上位の710Hのみの装備だし、素のままの受信映像を明るいタッチで元気よく押し出してくる印象だ。録再画質は特にFINEとSPモードで色調にすっきり感があり、被写体の輪郭もきれいだ。マニュアルで細かく設定すると、自然でジラつきの少ない感じに追い込めた。映画ソフト再生は、適度にコントラストの立った若々しさが特徴だろう。色は赤が力強い。

初の追いかけ再生はやはり重宝だ。録画中に再生ボタンを押す操作というのは同様だし、サーチで記録内容を早見することも可能。感覚はRAMと同じだ。国際陸上の女子マラソで試してみたが、軽快感のある操作は気持ちよい。サムネイル動画は、ずらっと並んだタイトルの一体どれが本編でCMなのかが一目瞭然だ。また音声連動のオートチャプターを使うと2時間にほぼ9回の割で出てくるCMの前後にチャプターが立ち、これも嬉しいほど簡単にCMカットができてしまう。レコーダー音痴の人も、これなら使えるゾ!

(text:林正儀)