製品情報
SUPRA
SUPRA SWORD
￥67,000(税抜)
発売：2003年1月1日
インダクタンスは限りなくゼロに近い
一音一音丁寧に磨き上げられた印象
価格は1.5m/ペア
オーディオ銘機賞2004 ≪ケーブル部門≫受賞モデル
スープラ・スォードの持つ卓越した過渡特性により音楽信号の伝送は全帯域に渡って行われ、時間差を感じさせない高い透明度と分解能
【SPEC】 ●導体構造：BIFILAR WOUND LITZ構造 ●導体：φ0.45mm×12本 φ0.40mm×12本 24本／2 WOUND LITZ集合体 ● ケーブル外径 メガネ型平行ケーブル（18mm×9.5mm） ●端末処理：金メッキY型端子付（8mm）／標準仕様 ●端子特別仕様 BANANA PLUG（8個）付き BANANA PLUG（4個）／Y型PLUG（4個）付き ●その他の長さ：2.0m/2.5m/3.0m
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
素の音という印象の強い無色なケーブル
スウェーデンのスープラ社が実現した画期的な手法によるケーブルである。ポリエチレン・コアを中心にして巻線の方向を逆にした二組の導体を、絶縁体を挟んで同軸に重ねている。これによってインダクタンスを限りなくゼロに近づけ、表皮効果も避けることが可能だという。
高域に棘や付帯音がないためか、ピアノのタッチは極めてあっさりしていて響きも円やかだ。ベースも素顔のような感触である。ボーイソプラノは濁りが全く感じられず、極めて純度が高い。バロックも生成りの感触が強く、刺激的なところはまるでないが、高域までシャープに捉えている。声楽はステージがずいぶん遠くにでき、音像も引き締まっている。コーラスにも耳障りなところがなく、一音一音丁寧に磨き上げられた印象だ。
濁りや歪みを全く感じさせず、エネルギーの通りが非常にいい。素の音という印象の強い無色なケーブルである。
（text：井上千岳）
- 取り扱い：サエクコマース（株）
