製品情報

製品データベース

TOP > ホームシアターシステム > 完結型システム

DHT-710-S

DENON
DHT-710-S

¥75,000(税抜)

発売:2003年9月中旬
このモデルは生産を完了しています
AMAZONで検索

迫力あふれる再生能力を備えた、高音質トールボーイスピーカー

ビジュアルグランプリ2004 ≪かんたんホームシアター部門≫受賞モデル

【SPEC】
<アンプ部(UAVC-310-S)>
●実用最大出力(負荷4Ω、EIAJ):フロント 20W+20W、センター 20W、サラウンド 20W+20W、スーパーウーファー 20W ●入力感度/インピーダンス(アナログ入力):200mV/47kΩ ●外形寸法:210W×70H×315Dmm(足、ツマミ、端子を含む) ●質量:4.2kg

<フロント、サラウンドスピーカー部(USC-T710)>
●形式:2ウェイ3スピーカー、音響管方式、P.P.D.D.、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:5.7cmコーン型×2、2.0cmドーム型×1 ●最大許容入力:40W(EIAJ)、100W(PEAK) ●入力インピーダンス:4Ω ●再生周波数帯域:90Hz〜80kHz ●外形寸法:210W×920H×235Dmm(サランネット、台座を含む) ●質量:3.7kg(1本)

<センタースピーカー部(USC-C710)>
●形式:2ウェイ3スピーカー、バスレフ型、P.P.D.D.、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:5.7cmコーン型×2 、2.0cmドーム型×1 ●最大許容入力:40W(EIAJ)、100W(PEAK) ●入力インピーダンス:4Ω ●再生周波数帯域:120Hz〜80kHz ●外形寸法:210W×70H×155Dmm(サランネットを含む) ●質量:1.0kg(1本)

<スーパーウーファー部(USW-710)>
●形式:バスレフ型、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:16cmコーン型×1 ●最大許容入力:50W(EIAJ)、100W(PEAK) ●入力インピーダンス:4Ω ●再生周波数帯域:29Hz〜200Hz ●外形寸法:210W×317H×353Dmm ●質量:5.6kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

いっそう洗練された「NEW DHT」シリーズ

画質の良さは知っているけれど、音質についてDVDの素晴らしさを理解していないという方は意外に多く、既に登場して7年が経とうとしているのだから、啓蒙の弱さを痛感させられる。DVDプレーヤー所有者で5.1chオーディオシステムを楽しんでいるのが、まだ1割程度というのが現実を物語っているようである。映画は映像だけでなく、臨場感溢れるサウンドがあってこそ、その魅力が発揮できるわけなのに。

このクラスのホームシアターシステムは、コンパクトさと手軽さで最も活気のあるマーケットだ。DHT-710は、既発売のDHT-310がベースになっている。見た目の大きな違いは、フロントとリアのスピーカーシステムがトールボーイタイプとなったことだ。大したことではないと思われるかもしれないが、大きなシステムが置けないからコンパクトにしたら、逆に設置場所に困った、という声をよく聞く。床置きはできないから棚の上とか壁面とか部屋に合わせざるを得ない。その結果、視聴位置からのバランスが悪くなったりする。特に隅の壁面となると遠くなるので、かなり音量を上げなければ楽しめなくなり、周囲に気兼ねすることになる。

トールボーイのメリットはここにある。視聴する時に近くに置けば、音量をあまり上げずに迫力ある音が楽しめるのだ。アンプは共通だが、DHT-310よりスピーカー部が強化され、フロントとリアが2ウェイ3スピーカーとなり、音の厚みと高域特性が向上。センターもトゥイーターが加わって台詞にキレが出た。サブウーファーはキャビネット容積が拡大して低域再生に余裕が、という具合だ。サウンドは表現力がアップし、響きが豊かになったようだ。ドームトゥイーターのためか高域がやや鋭く、低域の量感もタップリなので音楽ソフトでは抑え気味にしたい。

(text:麻野 勉)