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125

BOSE
125 (West borough)

¥47,429(税抜)

発売:2003年11月1日
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価格はペア

オーディオ銘機賞2004 ≪銅賞≫受賞モデル

オーディオ銘機賞2004 ≪スピーカーシステム・小型部門トップ賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2004 ≪小型スピーカーシステム部門≫受賞モデル

【SPEC】●再生方式:フルレンジ アコースティック・ウェーブガイド方式 ●ユニット構成:11.5cmフルレンジ“クリスタルドライバー”(防磁型)×1 ●インピーダンス:6Ω ●許容入力:60W ●入力端子:デュアルバナナ対応金メッキターミナル) ●外形寸法:181W×270H×185Dmm ●質量:4.2kg(1本)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

新たな進化を遂げた小型“大口径サウンド”スピーカー

小型“大口径サウンド”スピーカーというジャンルを確立させたボーズを代表するモデルが新たな進化を遂げた。可聴帯域をカバーできる最小サイズが11.5cm口径であるという理念に基づき、小口径のフルレンジにこだわったボーズは、今なお101MMが世界中で支持され続けている。さらにブラッシュアップされた121は一層の評価を高めてきた。その後継機となるのがこの125である。

口径こそ11.5cmのフルレンジドライバーを採用しているが、エンクロージャーに取り付けられた状態でもフレームが樹脂製からアルミダイキャストとなり、ネジ止めも4箇所となったことが確認できる。“クリスタルドライバー”と呼称される新しいユニットには、大型マグネット、新素材のボビンやアルミリボンワイヤーなどが採用され、高域特性の向上や放熱効果を高めてレスポンスの改善を実現させている。この口径で20cmウーファー並の低音再生を実現しているのが“アコースティック・ウェーブガイド”と呼称される特許技術で、エンクロージャー内の共鳴管の中で空気を共振させることでドライバーの小さな動きを大きな音のエネルギーに拡大させるもの。この技術によってサイズから想像し難い量感溢れる低域表現と、広帯域再生を実現させた。ウッディーなサイドパネルには硬度と比重に優れたMDFボードを採用し、ウェーブガイドの構成部にはアルミと樹脂のコンポジット構造を採用し制振性を高めている。

SACDの『ルック・オブ・ラヴ』(ダイアナ・クラール)は細かなニュアンス表現に、ストリングスの艶やかさを魅力的。『シャイン』(綾戸智絵)は余韻の美しさが印象的だ。DVDオーディオは『アランフェス協奏曲』(村治佳織)も繊細さに力強さも表現され、滑らかな残響感を醸し出してくれる。『ライヴ・イン・アムステルダム』(TOTO)は本機の特徴でもある、音場感の豊かさとライヴの興奮を伝える張りのあるサウンドを満喫できた。

(text:麻野 勉)