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DVD-2200

DENON
DVD-2200

¥89,800(税抜)

発売:2003年12月中旬
このモデルは生産を完了しています
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優れた再生能力を備える、デノンのユニバーサルプレーヤー中級機

ビジュアルグランプリ2004 ≪DVDプレーヤー部門≫受賞モデル

【SPEC】
●対応フォーマット:DVD-VIDEO/AUDIO、DVD-R/RW(Videoフォーマットのみ)、SACD、CD、CD-R/RW、Video-CD、MP3、JPEG CD  ●周波数特性:DVD:2Hz〜88kHz(192kHz Sampling)、2Hz〜44kHz(96kHz Sampling)、2Hz〜22kHz(48kHz Sampling)、SuperAudioCD:2Hz〜100kHz、CD-DA、VCD:2Hz〜20kHz ●SN比:115dB ●全高調波歪率:0.001% ●ダイナミックレンジ:106dB ●ビデオD/Aコンバーター:108MHz/12bit ●オーディオD/Aコンバーター:192kHz/24bit ●映像出力端子:コンポジット出力1系統、S映像出力1系統、コンポーネント出力1系統、D2端子1系統 ●デジタルオーディオ出力端子:光1系統、同軸1系統 ●アナログオーディオ出力:フロント2系統、センター/サラウンド/サブウーファー各1系統 ●消費電力:24W ●最大外形寸法:434W×101H×318Dmm ●質量:4.7kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

上位機種の設計思想を継承する高い能力

SACDの『マリーナ・ショウ/ルッキン・フォー・ラヴ』は、まさにスタジオでプレイバックを聴いているようだし、DVDオーディオの『藤井香織/アリア』は、サラウンド音場を積極的に音創りに取り込んだ音楽ソフトとして注目に値する。さらに発売タイトル数もSACDが一千タイトルの大台を超え、DVDオーディオも250タイトルに達したところで各社の取り組みが本格化してきた。また、DVDビデオについては、売上げの上位を映画作品ばかりが占めていた当初の状況が様変わりし、音楽作品が半分近くランクインするようになってきた。DVDプレーヤーが50%の普及率を示すようになった結果、明らかに音楽ファンを取り込んできたことを証明している。そんなソフト状況の中で今一番注目されるのは、CDからSACD、DVDオーディオそしてDVDビデオと、あらゆるフォーマットに対応するユニバーサルプレーヤーだ。その最新モデルがデノンのDVD-2200だ。

デノンはDVD-A11、DVD-2900そしてDVD-1400とラインナップし、本機は中級機としての位置付けとなる。そのクオリティは極めて高く、ビデオ系には上位機種に採用された正確で高速な変換特性を達成する新ピュア・プログレッシブ回路の搭載を始め、ビデオDACやノイズ・シェーピング・ビデオ技術などで高画質再生を実現させている。音質面でも全チャンネルに高精度D/Aコンバーターの搭載やディスクリート設計を電源部を含めて徹底し、ビデオ系の干渉を抑えて高音質を実現している。その効果はSACDやDVDオーディオの優れた再現性につながっている。『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊』では精細さを極めたVFXと迫力のDTSサウンドを。『ローマの休日』では修復に一年をかけたと言う白黒作品の白眉に酔う。『ローリング・ストーンズ/フォー・フリックス』では3種類のステージでの音場感の違いを味わう。どのフォーマットにも過不足なく対応し、その作品の持味を引き出してくれた。

(text:麻野 勉)