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B-1

LUXMAN
B-1

¥150,000(税抜)

発売:2000年11月
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多様化するニーズに対応する注目機

【SPEC】
●連続実行出力:100W(8Ω) ●入力感度:1V/100W(8Ω) ●全高調波歪率:0.06%(20Hz〜20kHz) ●周波数特性:20Hz〜20kHz(+0、-0.1dB)、10Hz〜100kHz(+0、-0.5dB) ●S/N比:118dB(IHF-A) ●入力端子:COAXIAL(RCA)、XLR(BALANCE) ●出力端子:スピーカー端子 ●最大外形寸法:467W×86H×425Dmm ●質量:10.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

次世代メディアの情報量を正確に反映できる能力

薄型のスタイリッシュなデザインが従来の同社のパワーアンプとは異なる魅力を放つ。8Ω負荷で100Wというパワーは現在では控えめな値といえるが、今回アヴァターを音元出版試聴室で聴いた範囲ではまったく音量不足を覚えることなく、ピュアでクリーンなサウンドを提供してくれた。

両エンドまでスムーズに伸びたレンジの広さが感じられ、次世代メディアの情報量の高まりを正確に反映できるパフォーマンスを秘めている。CDの持つDレンジの広さをフルに使い、ボトムエンドまでフラットに記録した『グリーン・スリーブス』でもクリップの兆候はなく、ダイレクト2trデジタル録音ならではの新鮮な響きが得られ、ピアノのタッチやウッドベースのピチカートなどのニュアンスを正確に表現する。またイントロのピアノソロの透明度の高い美しい響きも印象的で、低域も分解能が高く情報量も豊富なので空間の広さが実感でき、臨場感が高まる。

ハイクオリティと高い駆動力を望むとどうしても大型アンプになるが、エキセントリックなスピーカーを使っているか、ロックやクラブ系の大音量を体で浴びたいという若者、常時大音量再生が可能な恵まれた住環境に居る人でない限り、オーバーパワーであることが多い。

一般的には控えめな音量で聴くケースの方が多いはずだ。そう考えると本機のようなスタイリッシュなアンプは実に魅力的である。しかも将来の発展性もあるのだから賢いユーザーなら注目しない手はないと思う。

(text:小林貢)