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PIONEER
DV-578A-S
\OPEN(予想実売価格25,000円前後)
映像、音声ともエントリー機のレベルを超えるクオリティを実現している
ビジュアルグランプリ2005 ≪DVDプレーヤー(標準タイプ)部門賞≫受賞モデル
【SPEC】
●再生可能メディア:DVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、DVD-RW(VRモード)、DVD-R/RW(ビデオモード)、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RW(音楽CDフォーマット、ビデオCDフォーマット、WMA/MP3/JPEGファイル) ●映像特性(水平解像度DVD):500本以上: ●S/N:115dB ●ダイナミックレンジ:101dB ●全高調波歪み率:0.0020% ●出力端子:コンポーネント映像×1(Y、CB、CR)、D1/D2端子×1、S2映像×1、映像×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ2ch音声×1、アナログマルチch音声(LS/RS/C/SW) ●消費電力:10W ●外形寸法:420W×55H×243Dmm ●質量:2.1kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
日本の有力企業が続々と生産拠点を海外に移行させている。桁違いに低いコストの魅力があるからだ。パイオニアのこのDV-578Aについても同様。価格が劇的に低く抑えられているにもかかわらず高性能なのは、そうした環境条件が働いている。
プレーヤーの機能としてみると、このローエンド近くの価格帯でDVDオーディオやSACDのマルチチャンネル再生に対応していることが目を引く。
映像の方はどうだろうか。ビデオエンコーダーは12bit/108MHz仕様というからさすがである。数年前の高級機の仕様であり、DVDレコーダーなど、今でもこれ以下のものがほとんどだ。プログレッシブ出力が可能。 VRモードで録画されたDVD-RWの再生にも対応。しかも「ディスクナビゲーター」を搭載して検索性に配慮している。このほかWMAやMP3などの圧縮音声にも対応。現代的なユニバーサルプレーヤーになっている。
リモコンにしても10キーダイレクトサーチができるのはパイオニアの伝統。「音楽DVDもCD感覚で」一発選曲できるわけだ。低価格のプレーヤーやDVDレコーダーの中には、まだこの程度の使い勝手を実現できていないものがあることに留意したい。
重量は約2.1kgであり、サイズの印象よりは中身が詰まっている。
まず感動したのはCDやDVDの音楽ソフトがしっかりと練り上げられた音質になっていることだ。ダイナミックレンジやS/N感に限界はあるものの、必要な情報密度が確保され、十分に歌心が伝わるのだ。決して出所不明のバーゲン品のような雑な音ではない。また同軸デジタル出力だと、AVアンプ側の条件でさらに向上が望める。DVDオーディオやSACDについては、高望みはできないが、オーディオの音として作られたことは分かる。
映像は精密感と輝度系の鮮度志向が印象深い。無理なハイコントラストではなく必要なだけ輝度レンジを伸ばしているだけだが、洗練された輪郭の処理と共に鮮度が強く印象付けられる。細部の質感も良好。十分な完成度だ。
(吉田伊織)
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