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SONY
HDR-FX1
(HandyCam)
\OPEN(予想実売価格400,000円前後)
HDV規格1080i方式対応のハイビジョン記録対応ビデオカメラ
ビジュアルグランプリ2005SUMMER ≪GLA賞≫受賞モデル
ビジュアルグランプリ2005 ≪金賞≫受賞モデル
ビジュアルグランプリ2005 ≪デジタルハイビジョンカメラ部門トップ賞≫受賞モデル
【SPEC】
●CCD:1/3型 ●総画素数:112万画素3CCD ●有効画素数:107万画素3CCD ●レンズ:カールツァイスレンズ(バリオ・ゾナーT) ●フィルター径:72mm ●F値:F=1.6〜2.8 ●焦点距離(35mm換算):HDV撮影時、16対9時:f=4.5〜54.0mm(f=32.5〜390mm) ●シャッタースピード:1/4〜1/10,000秒(20段階) ●最低被写体照度:6ルクス ●手ブレ補正機能:光学式(アクティブレンズ方式) ●フォーカス:自動、手動(リング)、押自動、無限、2板式リニアマッハAF ●ズーム:光学12倍 ●ホワイトバランス:自動、プリセット(屋外/屋内)、ワンプッシュ(A/B) ●明るさ調整:アイリス、ゲイン独立 ●ゼブラパターン:8段階(OFF/70〜100%(5%刻み)/100%以上) ●逆光補正:あり ●音声記録/再生方式:HDVモード→MPEG1 AUDIO LayerII Stereo、DVモード→PCMデジタルステレオ ●ビューファインダー:カラー(252,000ドット) ●液晶モニター:3.5型液晶(16対9) 250,880ドット ●最長録画・再生時間:1時間20分(LPモード時)、2時間(DVモードのみ)(DVM80使用) ●入出力端子:HDV/DV入出力:i.LINK(4ピン)、コンポーネント出力(D3/D1対応特殊コンポーネントジャック)、映像入出力(AVミニ)、S映像入出力 ピンミニDINジャック ●基本バッテリーシステム:“インフォリチウム”Lシリーズ対応 ●電源電圧部:ACアダプター/8.4V、バッテリー/7.2V ●消費電力(カメラ録画時):7.4W(液晶モニターOFF、ビューファインダーON) ●外形寸法:151W×181H×365Dmm ●質量:約2.0kg(本体) ●アクセサリーキット:別売『ACCKIT-D10』
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
ついに登場したビデオカメラの“大本命”
かねてからその登場が噂されていた1080i記録に対応したデジタルHDビデオカメラがソニーよりついにリリースされた。
ポイントは3つある。ひとつは、DVカセットを使い世界初の「HDV1080i」とDV記録再生を実現していることだ。2つめはこれまでVX2100では採用されていなかった「カールツァイス バリオ・ゾナーT*」レンズを採用したこと。そして3つめがプロ機に迫る多彩なマニュアル機能の搭載である。
HDが撮れるビデオカメラとしてはすでにビクターからGR-HD1が登場しているが、このモデルで実現しているのは720pでしかなく、しかも30pだったため、被写体に動きがあるとどうしてもパラパラした映像にならざるを得なかった。1080iを実現したことで、放送並の高品位なHD映像が得られるというわけだ。もちろん、720p再生も可能だし、DVに関しては記録再生いずれにも対応している。
3CCDとした撮像素子には新開発のワイド対応112万画素1/3型を採用し、これにデジタルハイビジョン映像の膨大な情報をリアルタイムでMPEGエンコード/デコードするシステムを新開発。
圧縮後のビットレートは25Mbps。「これは放送用HD規格を上回る贅沢な仕様」(ソニー)であって、ハイビジョン映像ならではの画質を最優先した。
気になる画質は、細部を見ていくと情報量が今までにないほど多いことに気付く。色の乗せ方も控えめで好ましい。その表現力は紛れもなく“1080i”の実力そのもので、じっと見ていても飽きることはなかった。
ついに登場したHDVカメラの“大本命”。この登場がホームビデオの世界を大きく変えるのは間違いない。
(text: 会田肇)