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DENON
D-ME77DV
(Lapisia)
\OPEN(予想実売価格100,000円前後)
【SPEC】[本体]●アンプ実用最大出力:20 W+20W(6Ω、EIAJ)●音声入力端子:TAPE(IN)、AUX1(IN)、AUX2(IN) ●音声出力端子:TAPE(OUT)、3.1ch出力(センター・サラウンド・スーパーウーハー)、ヘッドフォン、スピーカー ●デジタル入力端子:光×1系統 ●デジタル出力端子:光×1系統 ●外形寸法:210W×145H×333Dmm ●質量:7.0kg
[スピーカー部]●形式:2ウェイ2スピーカーバスレフ型、防磁設計 ●ユニット:14cmグラスファイバーウーファー×1、2.5cmソフトドームトゥイーター×1 ●外形寸法:160W×270H×243Dmm ●質量:2.9kg(1台)
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
5.1チャンネルのシアターパッケージにも発展できる
ラピシアはデノンのハイコンポとして長く親しまれてきたシリーズである。DVDプレーヤー/アンプと小型スピーカーのセット。実はこれだけでもサラウンド再生ができる。というのもドルビーバーチャルスピーカーという機能が搭載されているからで、2本のスピーカーだけで5.1チャンネルを再現することが可能だ。いわゆるバーチャルサラウンドの典型で、面倒なセッティングは必要ない。
さらに真正の5.1チャンネルが欲しいという場合には、3チャンネル分のスピーカーをパッケージにしたSYS-ME55が用意されている。アンプの方はもちろんこれに対応しているから、センターとリアを追加した5.1チャンネルが完成する仕組みである。
この場合でも部屋のサイズを指定するだけの簡単なセッティング機能が装備されているので難しいことはない。別に距離やレベルなど詳細な設定も可能だ。
小型システムだが意外にスケール感とボリュームのある音調を持ち、ダイナミックな再現を楽しむことができる。特に音楽音が明確に聴こえてくることに、初めての人は新鮮な感覚を味わうはずである。発展性のあるエントリー・モデルだ。
(text:井上千岳)