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CDR-HD1500

YAMAHA
CDR-HD1500

¥75,000(税抜)

発売:2005年6月上旬
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最大400GBのHDDを搭載可能なHDD+CDレコーダー

オーディオ銘機賞2007 ≪録音機部門≫受賞モデル

HDDは別売オプション

【SPEC】
<オーディオ部>●出力レベル:2±0.5Vrms ●周波数特性:5Hz〜20kHz、±0.5dB ●再生S/N比:105dB ●再生ダイナミックレンジ:99dB ●再生歪率+ノイズ:0.004% ●録音S/N比:92dB ●録音ダイナミックレンジ:92dB ●録音歪率+ノイズ:0.006%
<入出力部>●ライン出力レベル:2Vrms ●出力インピーダンス:990Ω ●ライン入力感度:500mVrms ●入力インピーダンス:24kΩ(REC LEVEL Max) ●同軸出力レベル:0.5Vp-p(75) ●光出力レベル:-20dBm ●サンプリング周波数:44.1kHz ●同軸入力レベル:0.5Vp-p(75) ●光入力レベル:-20dBm ●入力ゲイン:±12dB(Digital Volumeにて可変) ●サンプリング周波数:32kHz、44.1kHz、48kHz、96kHz ●ヘッドホン出力レベル:300mVrms(-20dB、150Ωload)
<総合>●対応ディスク:CD、AUDIO CD-R、AUDIO CD-RW ●電源電圧:AC100V 50/60Hz ●消費電力:32W ●外形寸法:435W×115.5H×414.5Dmm ●質量:8.2kg(HDDは含まず)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ヤマハ独自技術“オーディオマスター”も継承した待望の一台

世の中、圧縮音源によるデジタルプレーヤーばかりが持てはやされ、若者ばかりか70年代ロックをリアルタイムで楽しんだ往年の音楽ファンも巻き込んでいる。そのためか、逆にもっと音質に拘りたいという声も聞こえるようになってきた。ところがCDレコーダーの話題があまり伝わってこなくなってきているのが現状だ。そんな状況に朗報である。

ヤマハから久々にCDレコーダー「CDR-HD1500」の登場だ。好評だったHD1300から何と2年9ヵ月ぶりの後継機である。オリジナルCDの編集・作成と、長時間の音楽録音・再生が実現できるハードディスクドライブ(HDD)録音にも対応している。最大400GBのHDDまで装着が可能となり、最大約600時間の音楽データを録音・編集・保存できることになった。

記録ピット長を長くしてジッターの影響を抑え、音質劣化の極めて少ないヤマハ独自技術の“オーディオマスター”、非圧縮PCMプロセスの採用など、高評価を受けたHD1300の技術を継承。さらにフロントパネル部のツマミ配置やディスプレイなどもそのまま引き継がれ、モデル名の刻印で判別することになる。価格据置もうれしい。

ヤマハのPC用CD-Rドライブはユーザーから惜しまれながら生産終了となったが、音楽用CD-R/RWドライブとして新登場し、信頼性の高さは期待できる。アナログとデジタルの外部入力端子が装備されているので、手持のあらゆるメディアや機器からの録音、エアチェックなど、マスターレコーダーとして機能が発揮され、オンスクリーン機能がTVなどとの接続で動作確認に効果を挙げよう。

最初は取説によって操作することになるが、流れに沿ったものであるから、覚えるのに時間はかからない。CDの録音・再生では、欲を言えば繊細さがもう少しと思うが、中音域がしっかりしているので安定感があり、音楽の芯を捉えたサウンドと言えよう。

(麻野 勉)