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DV-585A

PIONEER
DV-585A

\OPEN(予想実売価格18,000円前後)

発売:2005年5月下旬
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【SPEC】●再生可能メディア:DVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、DVD-RW(VRモード)、DVD-R/RW(ビデオモード)、DVD-R DL(ビデオモード)、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RW(音楽CDフォーマット、ビデオCDフォーマット、WMA/MP3/JPEG/DivXファイル) ●出力端子類:コンポーネント映像×1、D1/D2端子×1、S映像出力×1、コンポジット映像出力×1、光デジタル音声出力×1、同軸デジタル音声×1、アナログ音声出力×1 ●消費電力:8W ●外形寸法:420W×495H×214.9Dmm ●質量:1.8kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

近年、DVDオーディオやSACDなど様々な規格が登場したことにより、音楽制作者の意図に沿ってパッケージソフトの仕様が選択されるようになった。しかし、再生する側にとっては、対応するプレーヤーがそれぞれ専用機でなくてはならないとしたらかなり煩わしいものとなる。多くのデジタルフォーマットを一台の再生機器でまかなえる、ユニバーサルプレーヤーは、こんな問題を解決するもので、音楽ファンには有難い。

そのリーダー格にあるパイオニアからコストパフォーマンスの高いモデル、DV-585Aが登場した。大ヒットモデル、DV-578Aの後継機で、2万円を切る価格で販売される。DVDオーディオ、スーパーオーディオCDのマルチチャンネル再生にも対応し、パソコンで多く採用されている画質の劣化を抑えた高圧縮・伸張フォーマットのDivX再生にも対応。高画質映像を再現する12bit/108MHz映像DAC採用やプログレッシブスキャン再生にも対応し、音声部にも192kHz/24bit高性能6chDAC を搭載して高音質再生を実現している。

デザインが一新され、横行にくぼみを持たせてスリム感にダイナミックさが加わった。ディスプレイ部を右に移し、視認性が高まった感じだが、本体の十字キーが省略されてCDプレーヤー的なシンプルさが特徴となった。

『TAXI NY』では、ハデさのない抑えた色彩が印象度高く、細部表現もキッチリとれている。サウンドは強調感なくアッサリした表現で、台詞は明瞭度高い。高音質音楽ソフト再生では、ヴァイブ・ピアノ・サックスによるジャズの高域の繊細さ、中域の厚み、低域の量感も良好。クラシックでもオケの拡がりや量感も節度よく再現。中庸を得たバランスの良さが持味だ。